戦場(1989):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
戦場(1989)
戦場(1989)
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戦場(1989)

1991年1月19日公開、戦争
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第2次大戦下のボルネオ山中、原住民に王と呼ばれる元米軍脱走兵と英国人将校の立場を超えた友情を描く戦場ドラマ。製作はアルバート・S・ラディ、アンドレ・モーガン、ピエール・ショーンドルフェールの原作を基に監督・脚本は「地獄の黙示録」の脚本家、ジョン・ミリアス、撮影はディーン・セムラー、音楽はベイジル・ボールドーリスが担当。出演はニック・ノルティ、ナイジェル・ヘイヴァースほか。

ストーリー

終戦間近のボルネオ戦線。原住民を対日ゲリラ作戦に動員する任務を負ったフェアボーン大尉(ナイジェル・ヘイヴアース)と部下のテンガ軍曹(フランク・マックレイ)は、ジャングルの奥地で原住民に王と呼ばれる白人と遭遇する。彼の名はリーロイド(ニック・ノルティ)。コレヒドール陥落時に米軍を脱走しジャングルを彷徨ううち、首狩り族ダヤンに捕まりあわや処刑という時に酋長の娘ヨー(マリリン・トクダ)に救われ、以後原地語を覚え、ついにはライバルを倒しヨーと結婚、近隣の村を掌握して平和で自由な王国を築き上げていたのだ。原住民に敬意を抱き真の王者として振舞うリーロイドと共に接するうち、フェアボーンは彼に畏敬の念を持つようになり、またリーロイドの方も彼に信頼を置いているようだった。やがて追いつめられた日本軍の攻勢という現実の前に、リーロイドは終戦後の彼の王国の自治と引き換えに部族を率いて連合軍側のために戦うことを決意する。三田村大佐(アキ・アイオリング)率いる日本軍部隊が原住民の肉を食っているという事実の前に怒りを爆発させた彼は猛反撃に出るが、逆に彼の村は日本人によって破壊され妻ヨーも虐殺された。日本軍に報復を果たしたものの、彼の心には河とも言えない虚しさが残った。そして彼は投降してきた三田村を王者の風格で迎える。戦いは終わった。が、約束は果たされず、生き残った村人の自由と引き換えにリーロイドは連合軍の前に出頭しなければならなかった。既に負傷して後方に送られていたフェアボーンは彼を裏切る形になったことに心を傷ませる。そしてリーロイドが脱走兵として軍法裁判に送られる船に乗り合わせた彼は船が座礁したすきにリーロイドを逃がしてやる。彼の姿は再びその王国へと消えていった。

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作品データ

原題
Farewell to the King
製作年
1989年
製作国
アメリカ
配給
松竹
初公開日
1991年1月19日
製作会社
ジョン・ミリアス・フィルム作品
ジャンル
戦争


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