戦時特務機関:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
戦時特務機関
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戦時特務機関

1931年公開、戦争
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「シマロン(1931)」「ドノヴァン・キッド」と同じくリチャード・ディックス主演映画でウィリアム・ジレット作の舞台劇をバーナード・シューバートが脚色し、脚色者だったJ・ウォルター・ルーベンが監督に当たったもの。助演者は新進のシャーリー・グレイ、「ロマンス」「燃ゆる海原」のギャヴィン・ゴードン、ウィリアム・ポスト・ジュニア、ハロルド・キニー、クラレンス・ミューズ等で撮影はディクス映画専属のエド・クロンジェガーの担当である。

ストーリー

1860年代、米国南北戦争の頃。北軍の総司令官グラント将軍は南部連邦同盟の首都リッチモンド市を一挙に攻略する目的のもとに、スパイを派遣して南軍の前線部隊に発せしめ、思うところに南軍を移行させ、その間隙に乗じて総攻撃を行うという計画を立てた。数名のスパイはこの重大使命を帯びてリッチモンドに入り込むが、一人の生還者がないのみならず、所期の目的も一向に達しられない。気をいらったグラント将軍はデュモント兄弟にこの難事業の遂行を命ずる。兄のリュイス・デュモント大尉は、最近戦没した南軍将校ソーン大尉に変装してリッチモンドへ赴き、弟のデュモント中尉は故意に南軍の捕虜となりリビイ監獄につながれる。大尉は途中流弾を受けて負傷するが、偶々重傷を負って逃れて居た南軍のハワード中尉を救い、リッチモンドのハワード邸へ送り届ける。そこで大尉も中尉の妹エディスから手篤い看護を受ける。エディスの知り合いのエアルスフォードはデュモント兄弟がスパイとしてリッチモンドに入込んだことを知りリビイ監獄のデュモント中尉を監視させる。兄弟の連絡係をやっている黒人の南京豆売ジョナスは監視に発見され、紙片の受取人が誰であるか白状を強いられたが沈黙を守りつづけて遂に死刑に処せられる。エアルスフォードはデュモント中尉を連行して来て、ソーン大尉になっている兄の大尉と会わせようとするが、中尉は自殺してしまう。大尉は単身電信局へ赴き電を発しようとするとエアルスフォードが現れ、警衛の兵士を呼んで大尉を逮捕しようとした。がアベコベに大尉はエアルスフォードを捕縛させるが、ランドルフ将軍が入り来って事件の顛末を聞いて大尉を軍法会議に付することとする。ところが電信局が電を打とうしたのを大尉が阻止した事実によってスパイの嫌疑は薄らぎ、単に捕虜として一時監獄に収容される。大尉はエディスと再会を約し兵卒に守られて去る。

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作品データ

原題
Secret Service
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
RKO映画社
初公開日
1931年
製作会社
RKOラジオ映画
ジャンル
戦争


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