舌戦速射砲:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
舌戦速射砲
舌戦速射砲
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舌戦速射砲

1933年公開
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「ロシア探訪飛脚」「アメリカの暴露」のリー・トレイシーが出演する映画で、チャンドラー・スプレイグとハワード・エメット・ロジャースが共同して執筆した原作を、ベラ・スペワックとサミュエル・スペワックが共同脚色し「ヘル・ビロウ」「アルセーヌ・ルパン」のジャック・コンウェイが監督にあたり、「カンターの闘牛師」「今宵ひととき」のグレッグ・トーランドが撮影したもの。相手役は「ヘル・ビロウ」「快走艇」のマッジ・エヴァンスが勤め、「一千万ドルの醜聞」のフランク・モーガン、「今晩愛して頂戴ナ」のチャールズ・バターウォース、「肉体」のジョン・ミルジャン、「人類の戦士」のデイヴィッド・ランドー、「街の灯」のヴァージニア・チェリル等が助演している。

ストーリー

法律学校を卒業したばかりの、野心に燃ゆる青年弁護士ジョウ・スチーヴンスが最初に扱った事件は電車事故で不具となった哀れな老人の電車会社に対する損害賠償の訴訟だったが会社側の顧問弁護士カルホーンの老獪な弁舌によってジョウ・スチーヴンスの敗訴となった。ジョウの心境は一変した。悪に報いるに悪を以てせよ、というのである。かくて彼は電車会社を目して一生の敵とし、あらゆる手段を用いて会社いじめをするモグリ弁護したなった。彼は電車事故にあった人々の弁護をすべて買って出て損害賠償を求めたばかりでなく、プレスコットという大酒家の医師と結託して、誇大の診断書を書かせ、白を黒と言いくるめては、会社から金をいびり取った。そこで電車会社も窮余の1策としてドロシイという女私立探偵を雇い、故意に電車自己にあわせる。おとりとは知らないジョウは早速彼女をプレスコットの診察室に連れ込みインチキのレントゲン写真を撮りにかかった。ジョウのインチキの鐙拠を握りに来たスパイのドロシイが、皮肉やジョウと恋に陥ったために電車会社の目論見は失敗に帰した。憤慨した会社側はドロシイを告訴した。そこでジュウは巧く電車会社の社長を策に陥れて告訴を取り下げさせた。しかしこのことによってジョウもモグリ弁護士を廃業し、ドロシイと結婚して正業に就いたのであった。

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作品データ

原題
The Nuisance
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社