シャニダールの花|MOVIE WALKER PRESS
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シャニダールの花

2013年7月20日公開,104分
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女性の胸に花が咲くという不思議な現象と、花の研究に従事する男女の恋を描くサスペンス。若手実力派の綾野剛と黒木華がそれぞれ、植物学者とセラピスト役を務め、花を宿した女性役で山下リオ、伊藤歩らが出演する。『生きてるものはいないのか』の異才・石井岳龍が7年もの歳月をかけて温め続けてきた一作だ。

予告編・関連動画

シャニダールの花

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ごく少数の限られた女性の胸に花が咲く不思議な現象が発生し、満開時に採取された花の成分が新薬の開発につながるとして、億単位で取引されるようになる。花の研究をするシャニダール研究所に勤務する植物学者の大瀧とセラピストの響子はいつしか恋に落ちるが、花を採取する際に女性たちが謎の死を遂げる事件が相次いで起きる。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2012年
製作国
日本
配給
ファントム・フィルム
上映時間
104分

[c]2012「シャニダールの花」製作委員会 [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    さっちょ

    4.0
    2013/6/27

    映像・音楽・衣装・言葉・演技・・・どれをとっても洗練された上品な美しさの中に、狂気が描かれている。魅惑の悪魔の世界だ。ジワジワと恐怖が感性に浸透する。
    特に、画面いっぱいに映し出されるシャニダールの花が、人間の血液や肉を感じさせるような雰囲気で映像美に驚いた。
    歴史的な花のはじまりなどにも触れられていて、フィクションファンタジーとは言いきれない部分も多々あった。もちろん、胸に花が咲くなんてことはありえないけれど、iPS細胞や様々なウイルス・病原菌など現代社会に関連している科学・医療現場の知られざる闇も表現しているのではないだろうか?と考えるととても怖い。
    また、利益や結果を追い求める為に犠牲があっていいのか?という問題提起もしている気がする。
    支配でも寄生でもなく共存が大切。でも難しい。
    花を胸に宿した女性達の胸中もしっかり描かれていた。何よりクールな穏やかさの中に情熱的な思いや人間味溢れる優しさそして花に翻弄される姿を見事に演じた綾野剛さんの演技力に脱帽した。
    人間は最後は土に還る。生死を幻想的に示し、原点に戻ることをシャニダールの花で象徴しているのかもしれない。

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