ディレクター、プロデューサー


約束 日本一のダムが奪うもの
2012年12月1日公開,48分
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東海テレビ放送のドキュメンタリー人間シリーズのひとつ。日本一の貯水量を誇る徳山ダム建設のために水没・廃村になった徳山村に密着。行政と結んだ約束を反故された村民の無念や怒り、故郷への思い、移住した後の生活についてつぶさに見つめる。国土交通省や公団側などへも長きにわたり取材を続け、第27回『地方の時代』映像祭グランプリおよび2007年日本民間放送連盟賞テレビ報道番組優秀賞を受賞した。プロデューサー・ディレクターを務めたのは、数々の名ドキュメンタリーを手がけ、劇場公開された「青空どろぼう」では共同監督を担った阿武野勝彦。また、岐阜県出身で祖父母が徳山村出身の女優・小西美帆がナレーションを担当。
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ストーリー
※結末の記載を含むものもあります。
岐阜県と福井県の県境にある徳山ダム。日本一の貯水量を誇るこのダムを建設するために、徳山村は水没し、廃村となった。旧徳山村の村民1300人は移住。廃村の際、水資源開発公団(当時)は水没する道路の代わりにダム湖周辺の道路網を整備すると約束した。しかしダムが完成しても、道路は建設されていなかった。平成の市町村合併の騒ぎに紛れて約束は反故された。道路がなければ、先祖代々親しんできた山に入ることが難しい。徳山村最後の総務課長は無念さを胸に、この問題に正面から取り組んでいる。養蜂を営んできたおじいさんや最後まで家に住み続けた夫婦にも密着。故郷を失い約束を反故された村民の姿を通して、“公”というものについて考察する。
作品データ
- 製作年
- 2007年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 東風
- 上映時間
- 48分
- 製作会社
- 東海テレビ
[c]東海テレビ放送 [c]キネマ旬報社