祖国の叫び:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
祖国の叫び
祖国の叫び
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祖国の叫び

1928年公開
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「ノアの箱船」「大地の果てまで」のドロレス・コステロの主演映画。リダ・ジョンソン・ヤングの原作を、「ノアの箱船」のアンソニー・コールドウェイが脚色し、「最後の演技」「キング・オブ・ジャズ」のハル・モーアが撮影した。その他俳優には「亭主三拝九拝」のコンラッド・ネーゲル、「海魔」のジョン・ミルジャン、マーク・マクダーモット、ベティー・ブライス等々が助演する。

ストーリー

時は1804年。フランス第二革命直後第一執政官ナポレオン・ボナパルトの弟ジェローム・ボナパルトは兄の命を受け、特派使節として北アメリカ合衆国へ渡ったが窮屈な官務を嫌って密かにラヴァーンと変名し、ヴァージニア州切っての富豪でかつ名家たるパターソン大佐邸にフランス語の教師として住み込み、「輝くベッシー」とその美しさを讃えられたエリザベス・パターソンを教え子とする。若い2人の間に何時か恋が芽生えるが、ベッシーはジェロームを一介の貧乏教師として蔑む気持ちが伴っていた。時にフランス使節としてジェローム大尉がパターソン家を訪れるとの報に接したベッシーは何がなしに心躍るのを覚えた。使節到着の夜、ジェロームはベッシーへ真実の愛を打ち明けて結婚を申し込むがベッシーは容易に承知をしない。併しジェロームの熱情は遂にベッシーを動かし一介の貧乏教師といえどもジェロームと結婚する旨を誓った。その夜ジェロームがブナパルト大尉自身であることを知った時のベッシーの喜び。折しもフランスより急使あり、ナポレオン帝位に即くの報をもたらした。ジェロームは遂にベッシーと結婚し楽しい家庭をつくった間もなくさらにナポレオンより使いあり、ジェロームの帰国を促しウルテンベルヒのカセリン嬢と、結婚すべき命令を伝えた。ベッシーとジェロームは共にフランスに渡りナポレオンを説いて2人の仲を許してもらおうとするがナポレオンは単身ベッシーに会いフランス一団のため政治的犠牲となってジェロームを断念してくれと懇願する。ベッシーは別れ難きを忍びジェロームを捨てて故郷に帰った。間もなく彼女はジェロームとの子を生んだが希望とてはなく、笑いを失った彼女は昔を想い、行く末を想っては涙した。歳が流れた。ある月明かりの夜、思い諦めていたジェロームが突然帰って来た。彼は姫との結婚の夜、密かに脱走しナポレオンに逢い赤心を吐露しベッシーと2人の愛を認めさせ、とびたつ思いでベッシーのもとへ帰って来たのだった。

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作品データ

原題
Glorious Betsy
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
ドノゲー商会・ヤマニ洋行
初公開日
1928年
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


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