椿姫ができるまで|MOVIE WALKER PRESS
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椿姫ができるまで

2013年9月28日公開,112分
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2011年、ヴェルディの傑作オペラ『椿姫』の製作に挑んだフランスのオペラ歌手ナタリー・デセイと演出家ジャン=フランソワ・シヴァディエの姿を中心に、その舞台裏を追ったドキュメンタリー。デセイとシヴァディエの2人が、持てる才能の全てをぶつけ合い、名作をステージに甦らせてゆく過程が、スリリングに綴られる。

予告編・関連動画

椿姫ができるまで

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

2011年春。エクサン・プロヴァンス音楽祭で上演するための『椿姫』のリハーサルが開始される。簡素な稽古場では、ヴィオレッタ役のソプラノ歌手、ナタリー・デセイが、気鋭の演出家、ジャン=フランソワ・シヴァディエの言葉に真剣に耳を傾ける。“音楽に会う動きを組み立て、感情を解き放つんだ。”両手を大きく広げ、奔放な動きで応えるデセイ。俳優でもあるシヴァディエは、自ら演じながら細かい芝居を付けてゆく。その奥ではスタッフが、精密に作られたセットの模型で、背景などの動きを確認している。今回の『椿姫』の概要を語るシヴァディエ。“ヴェルディは、『椿姫』の登場人物たちを、生身の人間として描いた。そんな人間ドラマこそが、このオペラの神髄でもあり、魅力でもある。”指揮者のルイ・ラングレは、シヴァディエの脇でコーラス隊に歌唱指導をしている。この調子でシヴァディエの演出は続いて行くが、その熱っぽいレクチャーに、デセイの口からは、“脱走しようかな……”という冗談か本音か分からない言葉も飛び出す。それでも、“トコトン話し合いましょう”と覚悟を決めたデセイは、持ち前の歌唱力を発揮して、シヴァディエを圧倒。こうして『椿姫』の稽古は進んでゆく。シヴァディエは、演技指導のみならず、様々な点に気を配らなければならない。時にはセットの変更を提案、時にはキャストに対して、個人的なレッスンを実施。本番ギリギリまで念入りに行なわれるリハーサル。思考錯誤を繰り返し、スタッフ、キャストで作り上げた『椿姫』は、こうして幕が上がる。

作品データ

原題
Traviata et nous
製作年
2012年
製作国
フランス
配給
熱帯美術館
上映時間
112分

[c]LFP - Les films Pelleas, Jouror Developpement, Acte II visa d’exploitation n°129 426 - depot legal 2012 [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    パライバ

    4.0
    2013/10/23

    先日他の作品で隣り合わせた方から「すごく面白かった」とお聞きして、本日鑑賞。
    演出家の意図を逐一追いかけるから、オペラをそのまま見るよりどういう話でどこが盛り上がる大切な部分かということがかなりわかり易いのではないかと思う。
    ヴィオレッタを演じるナタリー・デセイは、オペラ歌手とは思えない位華奢。それでも圧倒的な歌声。

    オペラに詳しくない為じっと集中を続けるのは難しかったけれども、有名なアリアがどういう場面でどういう気持ちで歌われるかを知ったことからか、本当に涙してしまった。
    こういう作品は沢山の映画館での上映は難しいのだろうけれど、見てみることで得ることは少なくない。クチコミのご縁に感謝。

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