母の身終い:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
母の身終い
母の身終い
3.5

母の身終い

2013年11月30日公開、108分
PG12
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病魔に侵され、尊厳死を選んだ母と、人生に挫折した息子の心の交流を描くヒューマンドラマ。監督は、「愛されるために、ここにいる」のステファヌ・ブリゼ。出演は、「女と男の危機」のヴァンサン・ランドン、「人生は長く静かな河」のエレーヌ・ヴァンサン。2013年セザール賞監督賞、脚本賞ほか全4部門ノミネート。

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ストーリー

出来心から麻薬の密売に手を出した48歳のトラック運転手アラン(ヴァンサン・ランドン)が、刑務所から出所してきた。彼は、折り合いが悪い母イヴェット(エレーヌ・ヴァンサン)の家に身を寄せて、人生の再出発をはかろうとする。しかし思うような職を得ることはできず、なんとかありついたのは、塵処理仕分けの仕事だった。イヴェットはそんな息子を黙って受け入れているが、実は脳腫瘍の悪化で余命いくばくもないことを宣告されていた。イヴェットは、いい年をしてまともな暮らしもできない息子に苛立ちを募らせる。一方アランも、神経質で小煩い母を疎ましく思っていた。ある日、アランはボーリング場でクレメンス(エマニュエル・セニエ)という女性と出会い、一夜を共にする。しかし、2度目のデートで職業を尋ねられて口ごもり、気まずいまま別れる。そんなふがいない自分に腹を立てたアランは、仕事を辞めてしまう。それにイヴェットは怒りを爆発させる。大げんかの末にアランは家を飛び出し、イヴェットとも仲の良い隣人ラルエット(オリヴィエ・ペリエ)を頼る。ラルエットはアランに、何日でもいていいが、母親の気持ちを考えるよう話す。含みのある彼の言葉には、イヴェットのただならぬ決意が隠されていた。ある日、アランは母親の薬が入った引き出しで書類を見つける。それはスイスにある自殺を幇助する協会との契約書だった。イヴェットは、病気が進行し、自分が自分でなくなる前に、“自分らしい人生の終え方”を望んでいるのだ。それを知ったアランは激しく動揺する。母の主治医に会い、病状を理解したアランは、スイスの協会の人との話し合いにも同席し、母の決意の固さを知る。残された時間を共にし、やっと向き合うことのできた母を、アランは無言で労わる。そして、イヴェットが旅立つ日の朝を迎える……。

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母の身終い

予告編

2013/9/5(木)更新

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作品データ

原題
Quelques heures de printemps
映倫区分
PG12
製作年
2012年
製作国
フランス
配給
ドマ=ミモザフィルムズ(協力 ユニフランス・フィルムズ)
初公開日
2013年11月30日
上映時間
108分
製作会社
Quelques heures de printemps

[c]TS Productions - Arte France Cinema - F comme Films - 2012
[c]キネマ旬報社