タッカー:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
タッカー
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タッカー

1988年10月29日公開、111分
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40年代のアメリカ自動車産業界に、たった1人で挑んだ男プレストン・タッカーの苦闘を描く。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ウィロー」のジョージ・ルーカス、製作はフレッド・ルースとフレッド・フックス、監督は「友よ、風に抱かれて」のフランシス・フォード・コッポラ、脚本はアーノルド・シュルマン、デイヴィッド・セイドラー、撮影は「ラストエンペラー」のヴィットリオ・ストラーロ、音楽はジョー・ジャクソンが担当。出演は「消えたセクシー・ショット」のジェフ・ブリッジス、ジョアン・アレン、「薔薇の名前」のマーティン・ランドーほか。2019年12月、4Kデジタルリマスター版が公開。(配給:是空)

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ストーリー

第2次世界大戦終結まじかの1945年春。デトロイト郊外の小さな街で、プレストン・タッカー(ジェフ・ブリッジス)は子供の頃からの夢を追い求めていた。9歳の時に惚れ込んだ自動車業界に身を置き、最愛の妻ヴェラ(ジョアン・アレン)や長男のジュニア(クリスチャン・スレイター)をはじめとする4人の子供達と共に幸せな日々を過ごしていた。戦争も終わり、アメリカが新しい時代を迎えようとしている時、タッカーは自分の夢である新しい車を作る決心をする。友人である元銀行家のエイヴ(マーティン・ランドー)、技術者のエディ(フレデリック・フォレスト)やジミー(マコ)の協力を得て、遂にモデル・カー、“タッカー・トーペード”を作り上げた。速さだけではなく、安全性や高級感をも求めた夢の車、トーペードは、巧みな宣伝やその斬新なスタイルで、たちまち世間の注目を浴びる。だが、当時アメリカを牛耳っていた巨大な自動車産業のビッグ3や、ファーガソン上院議員(ロイド・ブリッジス)ら保守的な政・財界は、密かに暗躍してタッカーをあらゆる面から攻撃し、その事業を叩き潰そうとした。タッカーは罠に落ち、裁判にかけられ工場は閉鎖寸前となった。全ての疑惑を晴らし、無罪を勝ちとるためにタッカーたちは50台の新車を期日までに完成させなければならない。タッカーとその仲間たちの苦闘の日々が始まった。そして最終弁論の日、タッカーは陪審員席に向かって、自らの信じるアメリカの自由・正義・未来について語りかける。「巨大な力で個人の自由な発想を押し潰すことは、この国の未来をも閉ざすことになるのではないか」その熱意ある発言は、陪審員たちの心をも動かした。遂にタッカーは無罪の判決を得て、それを迎えるかのように裁判所の前に完成したばかりのタッカー・トーペードが並ぶ。だがこの日、タッカーの工場は連邦政府によって閉鎖されることになってしまった。それでもタッカーと仲間たちは意気揚々と新車に乗り込み、パレードよろしく帰途についた。彼の車はこの50台のほかに、作られることはなかった。

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作品データ

原題
Tucker
映倫区分
G
製作年
1988年
製作国
アメリカ
配給
東宝東和
初公開日
1988年10月29日
上映時間
111分
製作会社
ルーカス・フィルム作品


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