大尉の娘:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
大尉の娘
大尉の娘
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大尉の娘

1928年公開
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「ソレルとその子」の作者ウォーウィック・ディーピング氏作の小説を映画化したもので、ドリス・アンダーソン女史が改作し、ドナルド・W・リー氏が脚色し、「オレンジ売る頃」「鉄条網」などと同じくローランド・V・リー氏が監督した。主役は「女から女へ」「恋に身を焼く」等主演のフローレンス・ヴィダー嬢が演じ、「ネバダ男」「ボー・サブルウ」等主演のゲイリー・クーパー氏が相手役を勤め、ローレンス・グラント氏、チャールズ・A・スティーヴンソン氏等が助演している。

ストーリー

英国で軍職にあった予備大尉のヘスケス・ヴァイナーは永らくの間薬餌に親しみ、氏かも家計不如意のため娘のメリーが家事万端を見ていた。メリーは毎日病父の世話や炊事や洗濯やで働き通した。若い彼女はそれを味気なく感じないわけにはいかなかった。かくてメリーは働くことに嫌気を覚ゆるようになった。父娘の住家から程遠からぬところにドゥームズデイと呼ぶ農園があってアーノルド・ファーズという若い男が住んでいた。彼は今こそ百姓をしているが欧州大戦当時には大尉として従軍した名誉の軍人で自然ヴァイナーとも親しくし其の娘メリーとも懇意であった。アーノルドは時々農園から馬鈴薯や卵などをメリーの家へ届けた。メリーも暇さえあらば農園を訪れ両人は不言不語の中に深く愛し合った。けれどもメリーの勤労の生活に対する嫌悪の情はいよいよ募り、やがて貧困を呪咀し恐怖するようになった。かくて彼女はアーノルドを捨てて銀行家パーシヴァル・フリームと突然結婚してしまった。ところが金持ちの良人はメリーに衣装や宝石こそ惜し気もなく買い与えたけれど、何よりも大切な夫婦愛がそこには欠けていた。このために彼女は新婚旅行が済む頃には既に結婚したことを悔い始めた。そして父の病気を慰問に行けないことから彼女の不満は爆発し、遂に父の死後は実家にかえってしまいやがて離婚して一人恋しいアーノルドのことを想った。しかし彼女に一度裏切られたアーノルドは容易くメリーを許そうとはしなかった。とはいえ彼女の彼に捧げる愛は更に強かった。彼女はドゥームズデイ農園に家政婦として自ら乗り込み、アーノルドの罵詈にも村人の嘲笑にも屈せず、彼のためにあらゆる労役に服した。かくて6ヶ月の後にはアーノルドに許され彼の愛を受くる身となったのである。

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作品データ

原題
Doomsday
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1928年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社