旅人は夢を奏でる:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
旅人は夢を奏でる
旅人は夢を奏でる
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旅人は夢を奏でる

2014年1月11日公開、113分
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35年ぶりに再会した父子が旅しながら音楽で交流するロードムービー。監督・脚本・製作は、「GO!GO!L.A.」のミカ・カウリスマキ。出演は、「ミッション:インポッシル/ゴースト・プロトコル」のサムリ・エデルマン。2013年フィンランド・アカデミー賞最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞ノミネート作品。

ストーリー

ピアニストとして成功を収めたティモ(サムリ・エデルマン)が深夜にマンションへ帰ると、ドアの前に1人の男が眠り込んでいた。彼はティモが3歳の時に別れた父親レオ(ヴェサ・マッティ・ロイリ)と名乗る。レオはティモに、明日ウルフランドに一緒に行ってほしいと頼む。レオの鞄には偽造パスポートが入っていた。翌朝レオは、ティモの妻子が出ていったことを知る。2人はティモの運転でウルフランドに向かうが、本当の目的地はもっと先だった。怒ったティモは車を降りるが、ユバスキュラにいるお前の姉に会いに行くという言葉に足を止める。腹違いの姉ミンナの家をアポなしで訪ねる2人。しかし、ハメを外したミンナの夫をティモが殴ってしまう。糖尿病でインシュリンがないとすぐカッとなってしまうというのだ。奇しくもレオにも同じ持病があった。帰りの車中で母親の思い出話が噛み合わないことに不信を抱いたティモは、母の遺灰をまいた湖にレオを連れていく。元妻の話を避けるように祖母の話に変えたレオは、仕事のメールを気にするティモの携帯電話を湖に捨ててしまう。激昂するも、仕事のデータを失くしたティモは、レオに言われるまま祖母を訪ねる。ティモは祖母とも母の記憶が違うことに気づき、本当の母親のことでレオを問い詰める。レオは、養子に出したことは認めるが、産みの母のことは口を閉ざしてしまう。2人はホテルに泊まり、レオはラウンジにいた二人組の女性の気を引くため、ステージで美声を披露する。部屋で女性たちと楽しんでいると、レオのタバコで火災装置が発動、罰金を恐れた2人はホテルを逃げ出す。レオは、ティモの妻子に会いにロバミエニへ行こうと提案する。ティモと妻の間に気まずい空気が流れるが、レオが間に入り、夫婦の心は再び寄り添い合う。明け方、レオがタクシーを呼び、黙って出ていこうとしていた。行き先は、レオが度々電話をかけていたピルッコ厩舎のあるケミヤルビ。レオを追いかけるティモ。そこには、人生の真実が待っていた……。

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予告編

2013/11/14(木)更新

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作品データ

原題
TIE POHJOISEEN
製作年
2012年
製作国
フィンランド
配給
アルシネテラン
初公開日
2014年1月11日
上映時間
113分
製作会社
Marianna Films

[c]Road North
[c]キネマ旬報社