旅する映写機:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
旅する映写機
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旅する映写機

2013年11月30日公開、105分、ドキュメンタリー/社会派
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「小さな町の小さな映画館」で北海道の港町にある映画館・大黒座を取材した森田惠子監督が、全国の映写機のもとを旅してまわったドキュメンタリー。登場する映写機は大黒座のほか、幻の上映技術“流し込み”をしている高知県・大心劇場、昭和20年代に製作されたカーボン映写機が現役で働く福島県・本宮映画劇場など。

ストーリー

前作「小さな町の小さな映画館」の撮影中、北海道の小さな港町で90年以上も続いている映画館・大黒座の映写機が、札幌の映画館から譲り受けたものだと知った森田惠子監督が、全国の映画館や映写機のもとを旅してまわる。大黒座の映写機は、札幌のジャブ70ホールという、映画ファンにはよく知られた映画館のものだった。20年前、そこが閉館するとき、ちょうど建て替えの時期を迎えていた大黒座に紹介されてきた。映写機は動き続けて、58年目を迎えている。急速な勢いで映像データのデジタル配信化が進むなか、映画館の閉館が相次ぎ、同時に映写機も姿を消している。現役の古い映写機を中心に記録しようと始まった旅だったが、映写機のない映画館を訪ねたり、映写機修理の様子を見学したり、東日本大震災の被災地で続けられているDVDプロジェクターでの巡回上映や、国立ハンセン病資料館に展示されている映写機も取材した。50年位前までは一般的だったカーボン映写機も、現役で動いているものを探し当てた。幻の上映方法と言われている“流し込み”も撮影した。映画館主で映写技師だった父親を見て覚えた技だという。映写機を訪ねる旅は、映画館、あるいは映画館のある町を訪ねる旅になり、その町の暮らしに触れる旅になった。どこの町にも、どこの映画館にも、懸命になって映画を見せようとがんばっている人たちがいて、人に映画を見せることを楽しんで、幸せを感じている人たちとの出会いがあった。

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作品データ

製作年
2013年
製作国
日本
配給
『旅する映写機』製作委員会
初公開日
2013年11月30日
上映時間
105分
製作会社
『旅する映写機』製作委員会
ジャンル
ドキュメンタリー社会派


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