大自然の王者:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
大自然の王者
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大自然の王者

1931年公開
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マックス・ブランド原作の小説を映画化したもので脚色及び台詞は「曠原の血煙」のアーネスト・パスカルが受け持ち監督には「ヨーロッパ突進」「曠原の血煙」のアルフレッド・L・ワーカーがあたり、撮影は「当たって砕けろ(1929)」のロス・フィッシャーが担任した。配役は「曠野に叫ぶ(1930)」「曠原の血煙」のジョージ・オブライエンが主役で、ルイス・ハンティントン、ミッチェル・ハリス、ジョージ・ブレント、ナット・ペンドルトンその他が助演している。

ストーリー

牧場の所有者カンバーランド老人の家は娘のケートと養子のダンの3人暮らしで至極円満な非を送っていた。ところがこの界隈は獰猛な山賊が蔓って危険極まりないので老人は山賊の巣窟となっている近くの酒場を買いひとり彼らをこの土地から遠ざけんとした。酒場の営業も今日が最後という日、荒くれ男は大勢ここに集まって無礼講を催した。その時、計らずも顔を出したダンは皆から所望されるままに得意の射撃ぶりを披露してみせた。かねてケートに恋慕し、彼女の将来の良人であるダンを嫉妬していた山賊の頭目ジム・サイレントは言いががりを見つけてダンに喧嘩をふっかけて格闘をはじめた。そして揚げ句の果てに椅子で殴りつけダンを昏倒せしめてしまう。驚いた村人達が役人を連れてきた時には既に件んの酒場は猛火の中にありダンは危うく焼死せんとしていた。ダンが自分を殺害しようとしたサイレント一味を撲滅しようと激怒していることは明白なので、サイレントは彼の銃口からのがれんがためにあらゆる方法を講じた。サイレントの一の子分ヘインズはケートを説いてダンの怒りを静めようとした。二人はダンと会った、だがサイレント一味に対するダンの怒りは容易に解けそうもなかった。これを知ったサイレントはケートをおとりとして己が巣窟に連れ帰った。ダンは、これもまたサイレントの行方をさがす役人テックス・カルダーと会い共同戦線を張ることとなったが、カルダーはまもなくサイレントの毒手にかかって倒れてしまう。だがヘインズを捕らえたダンはこの男からケートの居所を聞き、彼女の救援に赴く。しかしダンの生命を案じたケートは彼が訪ねてきたとき素気ない態度をとって追い返した。やがて内輪もめからヘインズとサイレントは争闘をはじめヘインズは重傷を受けた。ダンは瀕死のヘインズの言葉によりケートの真情とサイレントの憎むべき所業を聞き。憤然として彼の跡を追いついに恨みをはらした。かくて思いを遂げたダンが愛人ケートのもとへ帰ってきたことはもちろんである。

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作品データ

原題
Fair Warning
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1931年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社