大進軍(1925):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
大進軍(1925)
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大進軍(1925)

1927年9月30日公開、151分、戦争
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「栄光」「戦艦くろかね号」の原作者ローレンス・ストーリングス氏が執筆した物語を映画化したメトロ・ゴールドウイン社超大作品で、ハリー・ベーン氏が脚色し、「腕自慢」「半獣半人の妻」「男子凱旋」等と同じくキング・ヴィダー氏が監督した。主役は「半獣半人の妻」「男子凱旋」等出演のジョン・ギルバート氏と「愛の黒眼鏡」「神ぞ知る」等出演のルネ・アドレー嬢で、カール・デーン氏、トム・オブライエン氏、ホバート・ボスウオース氏、クレア・マクドウェル嬢、クレア・アダムス嬢等が共演している。因みにこの映画はフォトプレイ誌が1926年度最優秀映画として推薦して賞碑を与えたもの。ニューヨークに於いて96週間の長期封切り興行を終わって最近に一般に発売された。キネマ旬報外国映画ベスト・テン3位。別邦題「ビッグ・パレード」。

ストーリー

欧州大戦に米国が参加するに至って、ジム・アバーソンも今までの放縦なる生活を捨てて陸軍に志願する。同じ分隊に落ち合った建築工夫の「ノッポ」と酒場で働いていたプルとの間に新しい温かい友情が生まれる。ジムの分隊はフランスの一村落に宿泊する。滞在中ジムはフランスの百姓娘メリサンドと恋仲となる。彼らの恋が熱情を加えて行った時、全軍前進の命令が下る。ジムには婚約者ジヤステインのあることを知ったメリサンドは、思い出の森に初恋の跡を訪ね心ゆくばかりに泣いていたが米兵前進の報を聞いてジムに別れを告げんと駆けつける。互いに相手を探す二人はようやく最後の瞬間に会合する。戦線に出たジムとノッポとプルはある夜、砲弾の残した穴に避難している。敵の塹壕から絶えず発せられる撃砲のため米兵は悩まされる。3人の中一人が夜蔭に乗じてこの砲兵を殺すよう命ぜられる。ノッポはある方法によって自らを決死的使命に就かしめる。敵の砲兵を倒し2人のヘルメットを分捕って、無人境を帰ってくる際、彼は敵の砲弾にあえなく最後を遂げる。ノッポの帰りが遅いので心配なジムは死を賭して彼の救助に赴き、ノッポの死骸を発見する。友人を殺した敵軍に対する燃ゆるが如き敵気心にかられ彼は死を求めて敵軍に突撃し脚部に負傷する。赤十字病院に護送されたジムは、そこでメリサンドの家が危険にあることを聞き、重傷をも顧みず病院を抜け出て彼女の家を訪ねて行ったが、彼が巡りついた時には村には既に人影もなかった。アメリカに凱旋したジムは婚約者が彼の兄と恋仲であることを発見して寧ろ喜ぶ。片脚を失ったジムは再び平和に花咲くフランスの野にメリサンドと巡り会う。

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作品データ

原題
The Big Parade
製作年
1925年
製作国
アメリカ
配給
ヤマニ洋行
初公開日
1927年9月30日
上映時間
151分
製作会社
メトロ・ゴールドウイン映画
ジャンル
戦争


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