大飛行船:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
大飛行船
大飛行船
-

大飛行船

1931年公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「サブマリン」「空の王者」と同じくフランク・キャプラが監督し、ジャック・ホルトとラルフ・グレイヴスとが主演するコロンビアの超特作品で、米国海軍少左F・W・ウィードの原作に基づいて、ジョー・スワーリングが改作して台詞をつけ「サブマリン」「ドノヴァン」のドロシー・ハウエルが台本を製作した。キャメラはジョー・ウィルバーとエルマー・ダイヤーの擔當である。助演者は「沈黙の犯罪」「野蛮な紳士」のフェイ・レイ、「悪魔の日曜日」「サアド・アラアム 警笛間を衝く」のホバート・ボスウォース、ロスコー・カーンス、ハロルド・グッドウィン、クラレンス・ミューズ等である。

ストーリー

米国海軍飛行船ベンサコラ号船長ブラドンと、海軍飛行士フリスキー・ピーアスとは親友の間柄であった。ピーアスには美しい妻のヘレンがあったが、ピーアスは妻を愛撫することよりも、飛行家として名を挙げたいという野心を実現することに汲々としていた。ヘレンは愛する夫が自分をあまり顧みてくれないことに大きな不満を抱いていた。ブラドンはかねて親友の妻のヘレンに対して秘かなる恋を感じていたので、何かにつけてヘレンには親切を尽くした。ある日ブラドンは探検家として有名なロンデルと逢い、一緒に飛行船で南極探検を行う計画をたてた。ピーアスも一行に加わることを申し出た。彼は自分の飛行機を飛行船にばん留して極地に運び、単独飛行を以って極探検の一番乗りをやる心組だった。しかしヘレンはこの危険な事業に良人が乗り出すことを喜ばなかった。良人が巧名を立ててますます家庭から遠ざかるよりは、平凡人として自分をひたすら愛して貰いたいと思った。そこでブラドンに良人を一行に加えてくれるなと彼女は懇願した。ブラドンは愛するヘレンの頼みを断りきれず、ピーアスを除外することにした。ところがピーアスはヘレンの頼みとは知らないので、ブラドンが自分の計画を妬んでの結果と思って憤慨し、ブラドンと絶交してしまった。そこで勢いの赴くところブラドンとピーアスは各自別行動をとることとなった。ブラドンの壮挙は飛行船ベンサコラ号が暴風雨に遭遇して難破したための挫折だった。一方ピーアスは飛行機を汽船に積載してロンデルと共に南極に向かい、極地飛行に成功したが着陸の際に機が転覆して火を発し機は鳥有に機した。遭難の無電が本国に達すると、すでに離婚を決意していたヘレンもさすがに悲嘆に暮れた、ヘレンがやはりピーアスを愛していることを知ったブラドンは、飛行船ロサンジェルス号を操縦して遂に極地に達し瀕死のピーアスを救った。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Dirigible
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1931年
製作会社
コロンビア映画


[c]キネマ旬報社