ダイヤモンド・ヘッド:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ダイヤモンド・ヘッド
ダイヤモンド・ヘッド
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ダイヤモンド・ヘッド

1962年12月27日公開
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ハワイの農場を舞台に、原住民と白人入植者との葛藤を描いたピーター・ギルマンのベストセラー小説「ダイアモンド・ヘッド」を映画化したもの。脚色はマーゲリット・ロバーツ、監督は「熱砂の海」のガイ・グリーン。撮影は「栄光への脱出」のサム・リーヴィット、音楽は「独身アパート」のジョニーウィリアムス、テーマ音楽をヒューゴ・ウィンターハルターが担当している。製作はジェリー・ブレスラー。出演者は「エル・シド」のチャールトン・ヘストン、「レッツ・ゴー物語」のジョージ・チャキリス、「黙示録の四騎士(1961)」のイヴェット・ミミュー、「南太平洋」のフランス・ニューエン、「ナバロンの要塞」のジェームズ・ダーレン、ブロードウェイ女優、エリザベス・アレンなど。

ストーリー

豊沃なカウアイ島は、“キング”とあだ名されるリチャード・ハウランド(チャールトン・ヘストン)の王国でもあった。大きな“H”の頭文字が彼の所有するあらゆる物だけでなくハワイ住民の心の中まで深く刻まれていた。だいぶ前に妻を亡くし、何ものにも打ち克つ自信に満ちて今日を築き上げて来た彼には、2つの夢があった。上院議員に立候補して拡大を計ることと、たった1人の妹スローン(イヴェット・ミミュー)に王国にふさわしい夫を選ぶことだった。けれどアメリカの大学を卒業して帰国した妹が彼の雇人の息子ポール・カハナ(ジェームズ・ダーレン)を愛していると言った時、彼は初めて動揺した。立候補公表と同時に2人の仲を裂こうとポールの母やかつてはスローンを愛していて今は医師となった混血の兄ディーン(ジョージ・チャキリス)に会って結婚阻止を頼んだが、ハウランドとその力を憎悪する彼らが承知するはずがなかった。彼らは密かに囲っている中国系の女メイ・チェン(フランス・ニューエン)の肉体に救いを求めたが、彼女が彼の子を身ごもっていると知ると堕胎を命じた。彼は自分の築いたすべてが崩れていく音を聞いたように思った。ハウウンドを追ってカハナ家に来たメイの弟ボビーはナイフで彼を刺そうとした。止めようとしたポールは刺され、兄が殺したと誤解したスローンは島を去った。障害事件とメイの問題が明るみに出て非難の的となったハウランドは遂にテレビで立候補取消を表明した。酒に溺れたスローンがこの放送を見終わって目を覚ました時、優しいディーンの姿があった。本当はディーンを愛していたのではないか、ポールがあまりに近くにいたため誤解していたのではないか? 彼の愛に支えられて回復したスローンは兄に逆らってメイの遺児を引き取った。ある日農園を訪れたディーンがスローンとの結婚を申し込むと、ハウランドは乗馬鞭で彼を激しく打って、山頂に馬をとばせた。傷心と惨めさに打ちのめされ、気の狂いそうだったハウランドも、蒼い海を見て自分を取り戻そうとし、一切をやり直す気で山を下りた。だがそこには誰もいず、ゆりかごだけがとり残されていた。彼は突如大声で「コヤマ!」と叫んで年老いた日本人の召使とわが子を探しに出かけようとするのだった。

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作品データ

原題
Diamond Head
製作年
1962年
製作国
アメリカ
配給
コロムビア映画
初公開日
1962年12月27日
製作会社
ジェリー・ブレスラー・プロ映画


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