第四の戒律:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
第四の戒律
第四の戒律
-

第四の戒律

1926年公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「5万ドル大事件」「メイル・マン」等と同じくエモリー・ジョンソン氏監督作品で氏のユニヴァーサル社入社第一回の特作映画。原作は例によって氏の母堂エミリー・ジョンソン夫人が執筆した。主役は「ステラ・ダラス(1925)」「荒み行く女性」等出演のベル・ベネット嬢で、相手役は栄光映画壇の腕利きヘンリ・ヴィクター氏が演じ、メエリー・カー夫人、ジューン・マアロウ嬢、ロバート・エイニュー氏、キャスリーン・マイアース嬢等が共演している。

ストーリー

サンフランシスコの大震火炎の為一朝にして富裕なグレアム家は破産し、貧乏だったミラー家は百万長者になった。グレアム夫人は息子ゴードンに大学を卒業させる為下宿屋を営まねばならなかった。成り金になったミラー夫人は娘マージョリーが幼なじみのゴードンと親しくするのを喜ばなかった。夫人はは社交界に野心を抱き貧乏になったゴードンに出入りを禁じてしまった。大学を卒業したゴードンは或る建築かに雇われて熱心に働いた。そして同じく勤めている女秘書のヴァージニアと結婚した。夫婦の間には可愛いらしい男の子が生まれた。愛児ソニーが4歳になった時ヴァージニアは夫の収入の不足勝なのを補う為に昔の仕事をすることにした。ゴードンの母グレアム夫人が留守番役となりソニーの面倒を見た。かくて1年経つと、ヴァージニアは其の間にソニーがすっかり祖母になついてしまっているのを発見し、嫉妬深い彼女はグレアム夫人はソニーの愛を盗む者として非難し、若し夫人が家を出て行かねば自分がゴードンの許から去ると言い募った。グレアム夫人は諦めて出て行こうとしたのでゴードンが仲裁に入ろうとした。夫の愛も自分より母に厚いと誤解したヴァージニアはソニーを伴って密に家出してしまった。そして彼女はお金持ちと結婚した。それから歳月が流れてソニーは成人しお転婆娘と結婚した。ヴァージニアの夫は委託金私消罪で投獄され彼女は急に貧乏者になった。ソニーは母親を引き取った。ソニーの妻はヴァージニアがソニーの愛を盗む者として非難し彼女の顔を殴った。ヴァージニアは昔同じ様な事件を自分が引き起こした事を思い出した。ソニーの仲裁で一旦は和解したがソニーがパリに引っ越した跡ヴァージニアはセエヌ河に投身せんとした。しかし警官に救われた。其の頃パリで世界建築家会議が開催され今では一流の建築家となったゴードンも出席した。町の音楽師に零落したヴァージニアは昔の夫が立派な自動車に美しい妻マージョリーと共に乗っているのを見て駆け寄ろうとしたが追いつかなかった。警官は交通の妨害をしている行き倒れの女の死体を取り片付けた。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
The Fourth Commacdment
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
大日本ユニヴァーサル社
初公開日
1926年
製作会社
ユニヴァーサル映画


[c]キネマ旬報社