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あん

2015年5月30日公開,113分
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「萌の朱雀」でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を、「殯の森」では同グランプリを獲得した河瀬直美監督が、作家やパフォーマーとして活躍するドリアン助川が人はなぜ生きるのかという根源的な問いに迫った同名小説を映画化。小さなどら焼き屋で粒あん作りを任された元ハンセン病患者の女性の姿を、四季の情景を織り交ぜながら描く。偏見にさらされ続けても精一杯生きようとする女性を「わが母の記」で第36回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した樹木希林が、人生につまずいた雇われ店長を「KANO 1931海の向こうの甲子園」の永瀬正敏が、女性の良き理解者を「黒い雨」の市原悦子が演じる。

予告編・関連動画

あん

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)のもとに、ある日、求人募集の張り紙を見た徳江(樹木希林)がやってくる。彼女の勢いにのまれどら焼きの粒あん作りを任せたところ、あんの味が評判となりあっという間に店は大繁盛。失敗作のどら焼きをもらいにくる女子中学生・ワカナもだんだんと徳江に馴染んでいく。しかしかつて徳江がハンセン病患者だったことが広まり、客が一気に離れていった。この状況に徳江は店を去り、千太郎やワカナの前から消えてしまう。それぞれの思いを胸に、二人は徳江を探す……。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2015年
製作国
日本 フランス ドイツ
配給
エレファントハウス
上映時間
113分

[c]映画『あん』製作委員会 [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    元電気メーカー社員

    3.0
    2015/7/2

    ストーリーは、姑息です。病気の話は、物語にドラマ性を持たせるための演出以上のものではなく、生きる意味を考えさせるのが本作のテーマであるとするなら、病気の話は、そのテーマに正面から対峙せずに、深いことを語ったように見せかける逃げでしかない。

    とはいえ、樹木希林と永瀬正敏の演技を堪能するだけでも見る価値はある。特に永瀬正敏の、中年と呼ばれる年代に入りたてで、既に人生に疲れてしまったような人物像の表現は見事!

    少ない出番ながら重みのある存在感を見せた市原悦子もベテランの貫禄。

    ストーリーではなく演技を堪能する映画。
    話の展開が非常にゆっくりしていて、カット割やカメラアングルについても、いろいろ考えながら観れる。

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  • rikoriko2255

    パライバ

    5.0
    2015/6/19

    やわらかなタイトルやタイトルに沿った予告編からは想像できない、凄さのある映画です。
    樹木希林さんと市原悦子さん、大変個性のある女優さんたちですが、ものすごい迫力です。

    花のトンネル、散りゆく桜、若葉の梢、風の音、紅葉、雲の動きなどの季節の移ろいが印象に残ります。
    潤沢な予算があったら、もっとほれぼれするような風景が挿入されたに違いないです。

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  • rikoriko2255

    ミチさん

    5.0
    2015/6/10

    この映画は実験的な要素に満ちています。まずはベテラン2人(永瀬正敏/樹木希林)に新人(内田伽羅)をぶつけてみる。次に状況だけを設定して、台詞はアドリブ。こうした中で、半ドキュメンタリーの手法で撮ったものかなと想像します。
    実は河瀬監督は、こういう手法が得意で、過去にも例があるし、また女性監督ならではと思うけど、女性の扱い方が妙にうまい。最初から、女性だからこうと決め付けないで、自然に撮っていった結果だと思う。観客も女性が多く、彼女たちに支持されているのも分かる。
    たまたま「ライ」がテーマだけど、じゃあ「エイズ」だったら、どうなの?と問いかけてもいる。我々は偏見なく受け入れられるだろうか。

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  • rikoriko2255

    KI-ki

    5.0
    2015/6/1

    ここで下手な感想文を書いてしまったら
    作品の価値を下げてしまいそうです。
    だけど少しだけ…
    幸せとは何か
    生きる意味とは何か
    繊細に伝わってくる
    それはそれは素晴らしい作品でした。

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  • rikoriko2255

    杉ちゃん

    5.0
    2015/5/31

     まず一言!すばらしい映画でした!最近の邦画の中ではグンを抜いていると思います。「萌の朱雀」から河瀬監督の演出には一目置いていましたが、今回はその集大成と言っていいほど文句のつけようがありませんでした。初期の作品で「萌の朱雀」のような名作を作ってしまうとその後、パッとしない監督が殆どですが、河瀬監督は「より深い」人間像を描けるようになっていました。
     また、樹木樹林の自然体の演技に大いに笑わせてもらい、そして、終盤は泣かせていただきました。正直、こんなに「泣ける」映画と思っていなかったので感動も倍になったと思います。満席の会場からもかなりの「鼻すすり音」が聞こえてきました。
     永瀬正敏もいい味を出していて、役柄にピッタリはまっていました。
     そして、何より樹木樹林と永瀬正敏の二人で作ったあんこは本当においしそうで、あんこ好きの自分としては無性に食べたくなりました。
     それだけでなく、テーマである「宿命とは」「生きるとは」をしっかり伝えてくれます。
     色々な観かたができる映画なので、誰もが自分なりの感動を得られる作品と思います。
    P・S 樹木樹林と孫の内田伽羅の共演にも胸が熱くなりました。

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