駄法螺大当たり:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
駄法螺大当たり
駄法螺大当たり
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駄法螺大当たり

1926年公開
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舞台劇として大成功を博したジョージ・ケリー氏の戯曲に基づいてピエール・コリングス氏が脚色し、「三日伯爵」「姫君と給仕」等と同じくマルコム・セント・クレア氏が監督したもので、主役は「当たり狂言」「美女競艶」等主演のフォード・スターリング氏が演じ、対手役は「滅び行く民族」「轟く天地」等出演のロイス・ウィルソン嬢が勤めている他ルイズ・ブルックス嬢、クレア・マクドウェル嬢、グレゴリー・ケリー氏等が重要なる役を演じている。

ストーリー

オーブリー・パイパーは鉄道会社の薄給社員だったが知らぬ人には一廉の独立事業家であるかの如く装っていた。彼は他人の思惑など少しも気にしない善良な利己主義者だった。彼の恋人アミー・フィッシャーは両親と弟と4人暮らしで場末の二問間口の借家に住んでいた。彼女はパイパーの大法螺を真に受けて彼を信じ愛していた。彼女は家族達や隣家に住んでいる弟の恋人クララや皆がパイパーを嫌うのを腹立たしく思った。パイパーの図々しさと無遠慮とを腹に据えかねた父がパイパーを侮辱する言辞を吐いた時アミーはパイパーと結婚することに決心した。結婚して見るとかねての話とは大違いの貧乏月給取りだったがアミーは唯愛し合う事だけで満足した。アミーの弟ジョーは発明家で完全錆止めの金属塗料を発明したがそれを塗料会社に売ることが出来なくて困っていた。父は零細の金を溜めた貯金1000ドルをジョーに与えて励ました。心臓が弱っていた父はある日行き倒れて病院に収容され死に瀕した。急報に驚いてジョーは母とクララと共に駆け付けたが父は遂に死んだ。パイパーは富籖で自動車を当て大喜びで無茶苦茶な運転をして揚げ句警察を突飛ばして大事件を起こした。パイパー嫌いのクララやジョー母子は良い気味だと思った。しかし自動車事件で警察法を犯したパイパーが3箇月もしくは1000ドルの罰金を宣告された時ジョーは父の遺産たる大切な貯金で罰金を払って遣った。ジョーの母はそれを知った時悲しみ憤った。クララはこれでジョーの発明も駄目になった。ジョーの生涯を破滅させるのはパイパーだと散々に彼を非難した。彼は初めて我が行為の及ぼした迷惑を悟り特異の弁舌でジョーの発明を塗料会社に漠大の権利金を得、買渡してフイッシャー家の危急を救った。

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作品データ

原題
The Show-Off
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1926年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社