八甲田山 完全版|MOVIE WALKER PRESS
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八甲田山 完全版

2014年4月19日公開,171分
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劇場版「八甲田山」ではカットされた、徳島大尉が案内人たちに「八甲田で見たことは一切口外してはならん」と言うシーンを追加した「八甲田山」完全版。映画の上映から5年後、昭和57年10月6日の日本テレビ「水曜ロードショー」で初放送された。2014年4月19日より、東京・恵比寿 東京都写真美術館にて開催された「山岳映画:特集上映-黎明期のドイツ映画から日本映画の名作まで-」にて35ミリニュープリントを上映。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

「冬の八甲田山を歩いてみたいと思わないか」と友田旅団長から声をかけられた二人の大尉、青森第五連隊の神田と弘前第三十一連隊の徳島は全身を硬直させた。日露戦争開戦を目前にした明治三十四年末。第四旅団指令部での会議で、露軍と戦うためには、雪、寒さについて寒地訓練が必要であると決り、冬の八甲田山がその場所に選ばれた。二人の大尉は責任の重さに慄然とした。雪中行軍は、双方が青森と弘前から出発、八甲田山ですれ違うという大筋で決った。年が明けて一月二十日。徳島隊は、わずか二十七名の編成部隊で弘前を出発。行軍計画は、徳島の意見が全面的に採用され隊員はみな雪になれている者が選ばれた。出発の日、徳島は神田に手紙を書いた。それは、我が隊が危険な状態な場合はぜひ援助を……というものであった。一方、神田大尉も小数精鋭部隊の編成をもうし出たが、大隊長山田少佐に拒否され二百十名という大部隊で青森を出発。神田の用意した案内人を山田がことわり、いつのまにか随行のはずの山田に隊の実権は移っていた。神田の部隊は、低気圧に襲われ、磁石が用をなさなくなり、白い闇の中に方向を失い、次第に隊列は乱れ、狂死するものさえではじめた。一方徳島の部隊は、女案内人を先頭に風のリズムに合わせ、八甲田山に向って快調に進んでいた。体力があるうちに八甲田山へと先をいそいだ神田隊。耐寒訓練をしつつ八甲田山へ向った徳島隊。狂暴な自然を征服しようとする二百十名、自然と折り合いをつけながら進む二十七名。しかし八甲田山はそのどちらも拒否するかのように思われた。神田隊は次第にその人数が減りだし、辛うじて命を保った者は五十名でしかなかった。しかし、この残った者に対しても雪はとどめなく襲った。神田は、薄れゆく意識の中で徳島に逢いたいと思った。二十七日、徳島隊はついに八甲田に入った。天と地が咆え狂う凄まじさの中で、神田大尉の従卒の遺体を発見。神田隊の遭難は疑う余地はなかった。徳島は、吹雪きの中で永遠の眠りにつく神田と再会。その唇から一筋の血。それは、気力をふりしぼって舌を噛んで果てたものと思われた。全身凍りつくような徳島隊の者もやっとのことで神田隊の救助隊に救われた。第五連隊の生存者は山田少佐以下十二名。のちに山田少佐は拳銃自殺。徳島隊は全員生還。しかし、二年後の日露戦争で、全員が戦死。

キャスト

島田正吾

島田正吾

友田少将

大滝秀治

大滝秀治

中林大佐

高倉健

高倉健

徳島大尉

丹波哲郎

丹波哲郎

児島大佐

藤岡琢也

藤岡琢也

門間少佐

浜田晃

浜田晃

田辺中尉

加藤健一

加藤健一

高畑少尉

江幡連

江幡連

船山見習士官

高山浩平

高山浩平

長尾見習士官

安永憲司

安永憲司

倉持見習士官

久保田欣也

久保田欣也

加賀二等卒

樋浦勉

樋浦勉

佐藤一等卒

広瀬昌助

広瀬昌助

小山二等卒

早田文次

早田文次

松尾伍長

吉村道夫

吉村道夫

川瀬伍長

渡会洋幸

渡会洋幸

徳島の従卒

前田吟

前田吟

斉藤伍長

北大路欣也

北大路欣也

神田大尉

三國連太郎

三國連太郎

山田少佐

加山雄三

加山雄三

倉田大尉

小林桂樹

小林桂樹

津村中佐

神山繁

神山繁

本宮少佐

森田健作

森田健作

三上少尉

東野英心

東野英心

伊東中尉

金尾鉄夫

金尾鉄夫

中橋中尉

古川義範

古川義範

小野中尉

荒木貞一

荒木貞一

鈴森少尉

芦沢洋三

芦沢洋三

中村中尉

山西道宏

山西道宏

野口見習士官

蔵一彦

蔵一彦

藤村曹長

新克利

新克利

江藤伍長

海原俊介

海原俊介

高橋伍長

堀礼文

堀礼文

波辺伍長

下絛アトム

下絛アトム

平山一等卒

森川利一

森川利一

谷川曹長

浜田宏昭

浜田宏昭

小野中尉の従卒

玉川伊佐男

玉川伊佐男

沖津大尉

竜崎勝

竜崎勝

永野軍医

江角英明

江角英明

進藤特務曹長

井上博一

井上博一

今西特務曹長

佐久間宏則

佐久間宏則

長谷部一等卒

伊藤敏孝

伊藤敏孝

花田伍長

緒形拳

緒形拳

村山伍長

栗原小巻

栗原小巻

神田はつ子

加賀まりこ

加賀まりこ

徳島妙子

石井明人

石井明人

徳島の少年時代

秋吉久美子

秋吉久美子

滝口さわ

船橋三郎

船橋三郎

西海勇次郎

加藤嘉

加藤嘉

作右衛門

花澤徳衛

花澤徳衛

滝口伝蔵

山谷初男

山谷初男

沢中吉平

丹古母鬼馬二

丹古母鬼馬二

福沢鉄太郎

青木卓司

青木卓司

沢田留吉

永妻旭

永妻旭

大原寅助

菅井きん

菅井きん

斉藤の伯母

田崎潤

田崎潤

鈴木貞雄

作品データ

製作年
1977年
製作国
日本
上映時間
171分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    杉ちゃん

    5.0
    2019/3/10

     1977年の公開以来、繰り返し観てきた日本映画屈しの名作ですが、実は劇場で鑑賞するのは初めてで、しかも、撮影監督の木村大作が映像監修した4Kデジタルりマスター版!!舞台あいさつで木村大作本人が明言していましたが、「これが本当の完全版」での上映を鑑賞しました。

     約40年前の映画ですから、すべてが「本物」、実際に吹雪の中で撮影されているため、その迫力は今の「CG」主流の映画では決して表すことができない迫力です。撮影に3年かかり、スタッフも役者も死と背中合わせの撮影だったこともうなずけます。

     今回、4Kデジタルリマスター化に伴って、話題になっている「加山雄三の顔がわかるか」については、はっきりと確認できるほど映像はきれいになっていました。(今までは映像が暗く、加山雄三の顔が誰だか分らなかった)

     そして、高倉健、北大路欣也、三国連太郎、緒形拳、丹波哲郎、小林圭樹、加山雄三、栗原小巻、加賀まりこ、秋吉久美子、森田健作などなど当時のオールスターの出演陣も含めて、二度と作ることができない映画であることも痛感しました。

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