ダンテの地獄篇(1935):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ダンテの地獄篇(1935)
ダンテの地獄篇(1935)
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ダンテの地獄篇(1935)

1935年公開
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「力と栄光」のスペンサー・トレイシーと「野に咲く金色の花」のクレア・トレヴァーが主演する映画で、「ベビイお目見得」のフィリップ・クラインがロバート・ヨーストと協力して脚色し、「流れる青空」のハリー・ラックマンが監督、「裁かれるジャンヌ」のルドルフ・マテが撮影した。助演者は「恋のセレナーデ」のヘンリー・B・ウォルソール、「ロイドの大勝利」のアラン・ダインハート、ロバート・グレッグラー、ウィラード・ロバートソン等。

ストーリー

汽船の一火夫から紐育の娯楽企業会社の社長にまで出世したジム・カーターの半生は幾多の波瀾の連続であった。ジムはカラクリ見せ物師ポップ・マクウェイドを助け、貧弱極まる「地獄の見せ物」をもり立てて、ついに豪壮華麗な「大地獄」のショウを建設することに成功した。しかし、その裏面には多くの人々が犠牲となっているのである。ジムに土地を追われた最初の犠牲者のディーンはジムの悪辣な手段を呪い、「大地獄」の初日の夜、「地獄の池」に身を投げて自殺を遂げた。そして建築物監査間ハリスの忠告を肯んじなかった為に、さしも豪華を誇った「大地獄」の建物は一夜突如崩壊し、無数の死者を出した。ジムはこれにくっせず2万トンの遊覧船を買収して「洋上の宮殿」と命名し、船内に賭博場を儲けて、大金を儲けた。ところがある夜汽船は火を発して、多数の船客と、ちょうどそのとき船に乗っていたジムの一人息子ソニイの運命が気づかわれた。ジムは身を挺して船客の救助に勤めたが、作業中重傷を負って倒れた。さきに「大地獄」を失い、いままた「洋上の宮殿を」焼失させたジムは、元のもくあみとなってしまった。しかし、愛児ソニイと妻のベティーはジムの許を離れなかった。ジムは初めて世の中で一番尊いものは「富」でなく「愛」であることを悟り、裸一貫で蘇生へのスタートを切ったのである。

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作品データ

原題
Dante's Inferno
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社