
西島秀俊
タカクラ
第15回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝いた前川裕の小説を、黒沢清監督が映画化したサスペンス・スリラー。ある夫婦が怪しい隣人への疑惑と不安から、深い闇へと引きずり込まれていくさまが描かれる。犯罪心理学者の主人公を西島秀俊、一見人のよさそうな怪しい隣人を香川照之が演じるなど、実力派たちが気味の悪い物語を盛り立てる。
※結末の記載を含むものもあります。
6年前の一家失踪事件を分析する犯罪心理学者の高倉は、唯一の生き残りである長女の記憶をたどるも、核心にたどりつけずにいた。彼が妻と共に引っ越した新居の隣人はつかみどころのない家族で、娘の「あの人、お父さんじゃありません」という言葉に衝撃を受ける。やがて、未解決の一家失踪事件と隣人一家との不可解な関係が浮かび上がってくる。
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