地方検事:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
地方検事
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地方検事

1932年公開
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「アルセーヌ・ルパン」「海の巨人(1930)」のジョン・バリモアが主演する映画で、「坊やはお休み」「人間の横道」のヘレン・トゥウェルヴトゥリーズ、「市街」「偽りのマドンナ」のウィリアム・ボイド、「人間の横道」「激流を横切る女」のジル・エスモンドが共演している。ルイ・スチーブンスが書き下ろした物語を、「速成成金」の脚色監督者ローランド・ブラウンがジーン・ファウラーと共同で脚色して台詞をつけ「火の翼」「銀鱗に躍る」のジョージ・アーチェンボードが監督し、「火の翼」「心の青空」のレオ・トーヴァーが撮影した。なお頭記のほか「結婚二筋道」のメアリー・ダンカン、「蒼白い瞼」のC・ヘンリー・ゴードン、「聖ジョンソン」のラルフ・インス、「仮面の米国」のオスカー・アッフェル等が出演している。

ストーリー

才腕を謳われていた刑事弁護士トム・カアディガンは一面暗黒街の一方の大立物ヴァニィ・パワーズの御用弁護士としての暗い反面を持っていた。ある夜、夜間裁判所に現れたカアディガンは淫売の嫌疑で捕らえられて来たジューン・ペリイという理知的な美しさを持った娘の姿に心を惹かれ、得意の饒舌を以て彼女を無罪とし、自分のアパートへ連れて帰ってそこを仮の住居として彼女に提供した。そして二人の友情は日々に親密の度を加えて行った。一方パワーズは街のギャングの親分ダフィのために傷つけられ、ダフィは逮捕されるが、パワーズはダフィに個人的に復讐を計るため、カアディガンにダフィ解放方を強請し、その代償としてカアディガンを検事補にする事を約した。ついにカアディガンはその請を容れ、幾ばくならずして検事の椅子に就き、今度は逆にパワーズに対して辛らつな監視の目を向け始めた。丁度その頃カアディガンはその地方の政治的有力者の娘リリアン・ウーリッヒに会い、その媚態に魅惑されたのと有力者ウーリッヒを舅とする事の利益を考えて彼はリリアンと結婚してしまった。しかし幾ばくならずして彼は自分が心から愛していたのはジューンである事を悟った。そしてカアディガンは自らの間違った結婚についてジューンの許しを乞うた。彼女は寂しく諦めて何事も言わなかった。カアディガンはおう悩を飲酒にまぎらしていたが、愛なき結婚をついに解消してしまった。折しもダフィ殺害事件が突発した。カアディガンは犯人はパワーズと睨み捜査の歩を進めたが、意外にもパワーズが真犯人たる事を立証する人物はジューン・ペリィであった。彼女の陳述によってパワーズの罪は白日の許に晒された。その直後カアディガンは法廷において自らの過去の罪悪を告白し、検事の職を辞したのであった。そして彼は心から愛し合ったジューンと結婚して楽しい平穏な生活を営んだのである。

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作品データ

原題
State's Attorney
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
千鳥興業社
初公開日
1932年
製作会社
RKOラジオ映画


[c]キネマ旬報社