サクラ花‐桜花最期の特攻‐:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
サクラ花‐桜花最期の特攻‐
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サクラ花‐桜花最期の特攻‐

2015年11月4日公開、88分
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太平洋戦争末期、日本軍が開発した特攻兵器“桜花”で出撃して行った若者たちの運命を描く戦争映画。昭和20年6月22日、若い兵士たちは爆撃機に搭載された桜花と共に、鹿児島県の鹿屋基地から激戦地・沖縄へ向かう。その中には、新兵・尾崎の姿もあった。出演は「ペコロスの母に会いに行く」の大和田健介、「64 ロクヨン 後編」の緒形直人。メガホンを取ったのは、「天心」の松村克弥。

ストーリー

第二次世界大戦末期。一つの兵器が生み出された。おびただしい若者たちの命を奪ったその兵器の名は“桜花(=おうか)”。プロペラも車輪もなく、燃料すら積んでいない。敵艦に向かって突撃するだけの小型特攻機。一度乗れば、二度と生きて戻れず、ある者は“人間爆弾”と呼んだ。茨城県の神之池基地などに秘匿されるように存在した桜花。やがて、特攻作戦のため、鹿児島県の鹿屋基地に集められた若い兵士たちと共に、桜花は大型爆撃機の一式陸攻機に搭載され、激戦地・沖縄へ向かう。終戦直前の昭和20年6月22日、それは桜花最後の出撃でもあった……。乗員8名。その中には、緊張に震える新兵・尾崎(大和田健介)がいた。沖縄まで2時間半。重い桜花を搭載した上、防御能力に劣る一式陸攻は、敵機にとっては容易な攻撃の的だった。凄惨な戦場と化す機内。さらに、尾崎の恐怖を増大させたのは、暗い過去を持つ得体の知れない穂積機長(緒形直人)の存在。やがて乗組員たちは、1人、また1人と命を落としてゆく。穂積機長の冷徹な判断と死力を尽くした乗員たちの奮闘で敵の猛攻を掻い潜り、何とか沖縄の最前線に辿り着く桜花攻撃隊。だが、彼らには特攻という任務が待っていた。桜花に搭乗するのは、まだ17歳の沖田(佐久間悠)。ギリギリまで突入を拒否する沖田と、艦砲射撃による全滅を避けようとする穂積との激しいやり取りが続く。そして、ついに訪れたその時。尾崎に最後の言葉を残し、出撃する沖田。しかしその桜花は、敵艦を外れて虚しく海原に散ってゆく。その様子に苦悶する穂積の姿を目の当たりにした尾崎は、彼が非人道的にならざるを得ない戦争に、誰よりも激しい怒りを持つ人物だったことを知る。生きて帰るよう尾崎に命じて、平和だった頃の流行歌を歌い始める穂積。それに合わせて、他の乗員たちも歌い始めたその時、再び敵の攻撃が。桜花隊の運命は……。

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作品データ

製作年
2015年
製作国
日本
配給
映画センター全国連絡会議
初公開日
2015年11月4日
上映時間
88分
製作会社
(制作プロダクション:サクラプロジェクト/制作協力:映画『サクラ花製作委員会=マウンテンゲートプロダクション)

[c]2015 サクラプロジェクト
[c]キネマ旬報社