世紀の光:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
世紀の光
世紀の光
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世紀の光

2016年1月9日公開、105分
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「ブンミおじさんの森」でカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝いたアピチャッポン・ウィーラセタクンが2006年に発表した作品を劇場公開。ユーモアとミステリアスなムードを取り入れつつ、“記憶の感覚”を蘇らせることに挑んだ。地方の緑豊かな病院を舞台にした前半と、近代的な白い病院を舞台にした後半の2パートで構成される。

ストーリー

豊かな緑に囲まれた地方の病院。女医のターイ(ナンタラット・サワッディクン)が、ノーン(ジャールチャイ・イアムアラーム)の面接をしている。ノーンは軍で医学を学び、今日から病院で働き始める青年だ。その部屋にはもう1人の青年トアも待っている。ターイの毎日は忙しい。今日は近くの寺の僧院長の診察もある。そんな中、トアがターイに突然、求婚する。トアに恋の経験を聞かれ、かつての思い出を語るターイ。彼女は以前、ランの養殖をするヌム(ソーポン・プーカノック)に恋をした。だが、ヌムには別の想い人がいた。ジェンおばさん(ジェーンジラー・ポンパット)と呼ばれている女性で、彼女は事故のために右足が左足より短くなっていた。一方、病院の歯科治療室では、若い僧侶サクダー(サクダー・ケーオブアディ)が治療を受けている。歯科医のプルは、実は自分は歌手でもあるという。お祭りの夜、歌手としてステージに立つプル。寺の仕事が忙しく、歌を聞くことができなかったサクダーは、夜の病院でプルに会う。プルはサクダーが木から落ちて死んだ弟の生まれ変わりのようだと告げた。近代的な白い病院。ターイがノーンを面接している。トアもそこにいる。ノーンは先輩の医師から、軍関係者が入院しているという病院の地下に案内され、そこでナン先生とワン先生という2人の女医に会う。ワン先生は義足の中にお酒を隠していて、ノーンに勧める。地下にはオフという青年が入院していて、ワン先生はオフに“チャクラ”の施術を試みる。1日の終わり、ガールフレンドがノーンを待っていた。来年開業する新開発地域に職場を移す彼女から、その地域の病院に来るよう勧められるノーンだったが、あまり気乗りがしていない。病院の地下では、何かの工事が進んでいる。大きなダクトに吸い込まれてゆく白い煙。公園には肩を寄せる恋人たちや、お喋りに花を咲かす老人たちの姿。人々はエアロビクスに熱中している。

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2016/1/28(木)更新

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作品データ

原題
แสงศตวรรษ
製作年
2006年
製作国
タイ フランス オーストリア
配給
ムヴィオラ
初公開日
2016年1月9日
上映時間
105分
製作会社
キック・ザ・マシン、TIFA、アンナ・サンダース・フィルムズ

[c]2006 Kick the Machine Films
[c]キネマ旬報社