ふたりの死刑囚:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ふたりの死刑囚
ふたりの死刑囚
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ふたりの死刑囚

2016年1月16日公開、85分、ドキュメンタリー/社会派
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東海テレビ放送制作によるドキュメンタリー。無実を訴え続ける袴田巌と奥西勝の両・死刑囚とその家族に焦点を当て、司法の問題点を浮かび上がらせる。「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」で主演した仲代達矢がナレーションを務める。「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」の監督・齊藤潤一プロデュースのもと、東海テレビで遊軍記者をする鎌田麗香が監督を手がける。

ストーリー

1966年、静岡県清水市(当時)の味噌会社専務宅から出火。焼け跡からは専務ら4人の他殺体が発見された。この事件で当時会社に勤めていた袴田巌が逮捕され、無実を訴えながらも確定死刑囚となった。弁護団のDNA鑑定により、有罪の決め手になった衣服から検出された血液が袴田のものではないことが判明し、静岡地裁で再審が認められたのは2014年のことだった。袴田は48年ぶりに釈放されたものの、検察は即時抗告し再審が始まらず、袴田は死刑囚のままである。袴田は長年の拘置所生活により拘禁反応を見せ、精神に障害を負っている。年金も選挙権もない。1961年に三重県名張市で毒入りぶどう酒を飲んだ女性5人が亡くなった『名張毒ぶどう酒事件』で逮捕、死刑が確定した奥西勝もまた、獄中から無実を訴え続けた。彼の妹も奥西の無実を信じ、奈良県の山村から片道5時間かけて兄のもとに通い続けた。しかし再審が開かれることなく、2015年10月4日、奥西は獄死。本作は袴田・奥西とその家族の人生を追う。

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作品データ

製作年
2015年
製作国
日本
配給
東海テレビ放送(配給協力:東風)
初公開日
2016年1月16日
上映時間
85分
製作会社
(制作・著作:東海テレビ放送)
ジャンル
ドキュメンタリー社会派

[c]東海テレビ放送
[c]キネマ旬報社