Given 〜いま、ここ、にあるしあわせ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
Given 〜いま、ここ、にあるしあわせ
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Given 〜いま、ここ、にあるしあわせ

2016年2月6日公開、90分、ドキュメンタリー
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難病に苦しむ子供を抱えて生きる3つの家族にスポットを当てたドキュメンタリー。それぞれの家族の生きる歓びを通じて、生きることの意味や本当の幸せとは何かを問いかける。主題歌と作中の語りを担当したのは、ジャズシンガーの綾戸智恵。フリーで医療関係のテレビ番組などでディレクターを務めてきた高橋夏子が、映画監督に初挑戦。

ストーリー

“ムコ多糖症”を患った一人娘と向き合う志藤家。ムコ多糖症は、日々“退行”が進む進行性の病気。今日できていることが、明日になればできなくなってしまう。私たちは“成長”や“明日”というものを当たり前に考えがちだが、この病気では、一日一日を過ごすうちに、次第に衰えてゆく。元気いっぱいでいつも笑っていた娘が成長するにつれ、自力で歩けなくなり、喋れなくなり、笑顔も消えつつある。父はこのまま時が止まってほしいと願い、母は普通に過ごせる毎日が大事だと語る。その姿は、“いま”の有り難さを、“いま”の行動ひとつひとつの大切さを教えてくれる。塩川家の長男は、顔面にできた悪性の腫瘍“横紋筋肉腫”のため、世界でも稀な25時間にも及ぶ手術を受けて、眼球と顔の約半分を切除した。手術後、あまりにも変わり果て、機械に生かされているかのように闘う息子の姿を見て父母は、呆然とするだけだった。この難病を知るまでは欲しいものもあった父だが、今は何もないという。息子が命を張ってそれを教えてくれたと語る。母は、大切なものは一番近くにある、そのことに気付けるかが大事だという。苦難や試練を受け入れるとは一体どういうことなのか。“いま、あるもの”のキセキ、素晴らしさを教えてくれる……。米田家の次女ももちゃんは、兄の3度目の命日に“18トリソミー”という短命が宿命づけられた難病を背負って生まれた。呼吸も自分ではできず、聞くことも動くこともできない。当然、食事も自力では無理。“こいつは死んどるんですわ”と語る父親だが、冷酷そうに聞こえるその言葉とは裏腹に、娘を溺愛している。2週間ばかりの短い命でこの世を去った兄の命日に生まれたももちゃんについて、“この娘の命は、生かされた命なんです”と母親。ドン底からでも覚悟を決めれば、幸せな気持ちで生きることができる。その凄さを教えてくれる。

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作品データ

製作年
2015年
製作国
日本
配給
公益社団法人難病の子どもとその家族へ夢を
初公開日
2016年2月6日
上映時間
90分
製作会社
(企画製作:公益社団法人難病の子どもとその家族へ夢を)
ジャンル
ドキュメンタリー


[c]キネマ旬報社