天国の日々:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
天国の日々
天国の日々
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天国の日々

1983年5月13日公開、95分
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今世紀初頭のアメリカ中西部の農場を舞台に、農園主と、収穫のためにやとわれた兄妹と兄の恋人がくりひろげる愛憎劇。製作はバートとハロルドのシュナイダー兄弟。エグゼクティヴ・プロデューサーはジェイコブ・ブラックマン。監督・脚本はBlacklands(73年作『地獄の逃避行』の題でTV放映)でデビューしたテレンス・マリック。撮影はヨーロッパで活躍しているネストール・アルメンドロス、この作品で米アカデミー撮影賞を受賞した。音楽はイタリア人のエンニオ・モリコーネ、美術はジャック・フィスク、編集はビリー・ウェーバーが担当。出演はリチャード・ギア、ブルック・アダムス、サム・シェパード、リンダ・マンツなど。日本版字幕は高瀬鎮夫。メトロカラー、ビスタサイズ。1978年作品。

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ストーリー

第一次大戦が始まって間もない頃。私リンダ(リンダ・マンツ)は、シカゴに住んでいた。兄ビリー(リチャード・ギア)は鉄工場に勤めていたが、上役と喧嘩して彼をなぐりたおして工場をとび出す。ー以下、リンダのナレーションで物語は進行してゆくー。私と兄そして兄の恋人アビー(ブルック・アダムス)は列車の貨物車にゆられながら、中西部に移っていった。やがて、3人はある農場の麦刈り作業員にやとわれた。ビリーはアビーを妹といつわる。農場主のチャック(サム・シェパード)が、そんなアビーに目をつけたのはいつごろだろうか?農場での仕事はきつく、賃銀は安かった。文句をいおうものなら、監督のペンソンは冷たく、「他にいくらでも人手はある」といいはなつ。私は一人の若い女性と知りあう。アビーの手を傷め、ビリーはチャックの家へ行く。ちょうど、彼のところへ医者が来ていたのだ。医者の馬車のなかから薬を盗むビリー。医者がチャックに「貴方の生命は、あと一年しかない」というのを、ビリーは馬車の蔭で立ち聞きする。チャックはアビーに心ひかれてゆく。ベンソンは、ビリーたちの素性が知れないと彼らを嫌っている。刈入れが終ると、作業員たちは立ち去ってゆく。チャックはアビーに残ってほしいという。ビリーは彼の好意を利用しようと、アビーを説得した。やがて、チャックはアビーに求婚する。「どうせ長くない生命だから」と、アビーに承諾するようにいうビリー。やがて、チャックとアビーは森の中で結婚式をあげた。妻の兄妹であるビリーと私も毎日遊んでくらし、それはまるで王様のような日々に思えた。チャックは、妻とビリーの間柄をあやしみ、2人の姿を鋭い目でみつめている。ある日、複葉機が農場に着陸した。彼らは各地を飛び廻る芸人トリオであった。彼らの演芸を楽しむチャックとアビー、ビリー、そして私。ビリーとアビーの接吻するさまを見て、チャックの疑いは固いものになってゆく。翌日、それを察したビリーは、芸人たちと一緒に去っていった。月日がたち、再び刈入れの秋がやって来た。ビリーも自動車に乗って戻って来た。イナゴの大群が農地を襲う。夜通しイナゴを追い払う人々。灯が倒れて炎が農地を焼く。その混乱のなかで、チャックとビリーは対決。銃を持ったチャックをビリーが刺殺する。私たちは逃げ出した。川ベリで追って来た警官隊にビリーは射殺された。その後、アビーは私を孤児院に入れたが、晩になってそこを逃げ出した。そして、町で以前に農場で会った友人に再会。男に振られたという彼女と私はあてもなく線路を歩いていった。

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2011/7/4(月)更新

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作品データ

原題
Days of Heaven
製作年
1978年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント作品=CIC
初公開日
1983年5月13日
上映時間
95分
製作会社
O・Pプロ作品

[c]1978 Paramount Pictures corporation
[c]キネマ旬報社