沈黙-サイレンス-|MOVIE WALKER PRESS
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沈黙-サイレンス-

2017年1月21日公開,165分
PG12
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17世紀の日本におけるキリシタン弾圧をポルトガル人司祭の目を通して描いた遠藤周作の小説を、巨匠マーティン・スコセッシ監督が映画化した歴史ドラマ。師の棄教の真実を探るため、日本を訪れる若き司祭をアンドリュー・ガーフィールドとアダム・ドライバーが演じるほか、窪塚洋介や浅野忠信らも重要な役で出演する。

予告編・関連動画

沈黙-サイレンス-

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

17世紀の江戸初期。棄教したとされる師の真実を確かめるため、ポルトガルから日本へ向かった若き司祭のロドリゴとガルペは途中、立ち寄ったマカオで日本人のキチジローと出会い、彼の案内で長崎へと辿り着く。彼らがそこで目にしたのは想像を絶するような事実だった。やがてロドリゴも長崎奉行に捕らえられ、棄教を迫られる。

作品データ

原題
SILENCE
映倫区分
PG12
製作年
2016年
製作国
アメリカ
配給
KADOKAWA
上映時間
165分

[c] 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved. Photo Credit Kerry Brown [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    お水汲み当番

    4.0
    2020/7/19

    神は存在しているのか?
    もし存在しているのだとして、これだけ祈り続けても、なぜ一言も応えてくれないのか?

    これが「沈黙」という作品のメインテーマであり、タイトルの由来でもあるはずです。

    しかし、この作品の中で、ただ一度だけ、神は声を出し、赦しを与えています。

    この最大のテーマについて、どうやら監督は見落としてしまっていたようです。
    監督が気がついていないのだから、観衆も気がつくはずがありません。

    こうして、この作品は、単なる異文化との衝突をグロテスクに描くだけの作品に堕してしまったのでした。

    遠藤周作先生も草葉の蔭で泣いておられることでしょう。

    ロドリゴ司祭が棄教する、まさに瞬間、初めて神は声を発し、赦しを与えていたのですが。
    だからこそ「沈黙」というタイトルだったのですが。

    名監督をしても気がつかなかったということが、残念でなりません。

    ※告知※ 今後、私のレビューは「映画コム」のほうに順次移行し、ムービーウォーカーに書いていたものは、移行終了後に削除することにしております。ご了承ください。

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  • rikoriko2255

    seapoint

    3.0
    2017/2/18

    自分の命と同等に値する信仰。自然に仏教、ぶっちゃけ無神論者は到底理解できぬ。上の者だって踏み絵に対し、形式だけだって言っている。村中キリシタンだったらその行為に時間を大幅に取られるし、そんなことに固執している人間こそ無能。
    刀を持たない農民は言われるがまま。もし彼らに武器があれば、違っていただろうか。

    キチジローの行為は軽薄か。何度も捕まり、何度も踏み絵。その都度ロドリゴの下に告解をしに来る。彼の行為に、ロドリゴイラつが、待て待て。

    最終的にはロドリゴこそが救われている。表向き信仰を捨てた彼に自身と向き合わせてくれたのは、キチジロー、他でもない。

    大事なのは信仰という名のとおり、内なる行為。毎日心で祈る。
    しかし、どうも昔のキリシタンは告解すれば、すべてが許される的安易な考え、渡来品のキリシタングッズを欲しがるって、ただの物目づらしさ、本当に理解していた人は少なかったのでは。

    さてこれまた「ブラックレイン」のように主役のA.ガーフィールドよりA.ドライバーと窪塚洋介の演技が秀でていた。A.ドライバー、こういう真面目な役もできるのですな。そして窪塚洋介、間違いない存在感。

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  • rikoriko2255

    元電気メーカー社員

    5.0
    2017/2/13

    信仰とは何かを、観る者にじっくり考えさせる映画。答は無くて、物語の中で、殺される者、生き残る者、弾圧する側の者、それぞれの人生について、あなたはどう考えますか?と、信仰がある人にも無い人にも、(日本のキリシタン弾圧についてある程度の予備知識のある人にとっては)小難しい謎かけなど無く、静かに、真正面から問いかける映画。

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  • rikoriko2255

    門倉カド(映画コーディネーター)

    5.0
    2017/2/9

    【賛否両論チェック】
    賛:宣教師が目の当たりにした迫害の数々を通して、“信仰”の持つ意義や、異教徒同士の価値観の違いを浮き彫りにすることで、人間の生きる本質を問いかけてくる。
    否:目を背けたくなるような処刑シーンが続くので、苦手な人には向かない。上映時間も少し長く、終盤はやや蛇足感もあり。

     キリスト教が弾圧されていた時代の日本へ、恩師の棄教の真偽を確かめるべく、殉教を覚悟でやって来た宣教師。その彼らが直面する残酷な迫害の現実を通して、“信仰”ということの意義が投げかけられます。
     決して踏み絵をせずに、進んで過酷な死を受け入れた者。生きるために、踏み絵や裏切りを選んだ者。様々な者達の生きる様、そして死に様を見せられた宣教師が、最後にどんな決断を下すのか、その葛藤にも胸か痛みます。
     残酷な処刑シーンも多く、決して軽い気持ちで観られる映画ではありませんが、人間が生きていく上で、
    「何を信じるのか?」
    という普遍的なテーマを、観る者全てに問いかけてくる作品です。

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  • rikoriko2255

    ノリック007

    5.0
    2017/1/30

    キリスト教を排除するためには、単純に弾圧すればよいということでは
    ないと理解できました。
    キリスト教を弾圧するだけで、排除できるなら、キリスト教は世界最大の
    宗教にはならないでしょう。
    キリスト教を排除するためには、宣教師に棄教させえることだと思いました。

    キリスト教に支配されなかったから、宗教に支配さえれていないから、
    現在の平和な日本があるのだと思いました。

    江戸時代でも、現在でも、日本でも、米国でもイエスを全てと信仰をされては、
    政治はできない。
    政治体制を顧みずに自らの信念に基ずいて生きることは、江戸時代でも
    現在でも、日本でも、米国でもできない。
    命を懸けるだけの信念を持って生きている人間が、江戸時代でも、現在でも、
    日本でも、米国でもいるのかと思う。

    信念を待たずに生きるのは、数を増やすだけの動物と何が違うのでしょうか?
    人として生まれてきた意味はどこにあるのでしょうか?
    私は、自分の信念の基に眠る人でありたいと思う。

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  • rikoriko2255

    KI-ki

    4.0
    2017/1/27

    日本がしっかり描かれた作品でした。
    人間の弱さを描いた作品でした。

    私は信仰心のない人間です。
    神は苦しくても生き抜く為、人間が作った創造物だと思っています。
    その神によって苦しめられるのは疑問です。
    天国に行けるからと信じ続けるのも疑問です。
    人間の作ったものに殺されるなんて馬鹿げている。
    宗教で戦争が起こるなんて馬鹿げている。
    神は沈黙したまま何もしてくれない。
    …虚しかった。
    …悔しかった。

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  • rikoriko2255

    4.0
    2017/1/26

    Martin Scorsese流石ですね。
    日本が嘘臭くない。原作がしっかりしているお陰かな?ちゃんと日本でした。
    オープニングのセミの鳴き声からのタイトルへの流れが見事でした。
    エンドクレジットも抜かりないです。

    リーアムパパこと、Liam Neesonが渋くて素敵♪
    Andrew Garfield、以前来日した時は浮かれた青年でしたけど、悩める神父役良かったです。
    Adam Driverもコメディのイメージが強いのですが、良かった。
    RodriguesとFerreiraが黙々と仕事をする姿が胸に来ます。

    日本の俳優さん達も良かったですよ。通辞の英語は流石でしたし、井上筑後守のタヌキっぷりとか、良かった。

    第三代将軍 徳川 家光公の時代ですね。後に鎖国と呼ばれる政策をした。
    私の故郷にもキリシタン塚が有ります。子供の頃私が通っていたカトリック教会からそう遠くない所の山の中に。
    「父と子と聖霊の御名においてアーメン」って、子供の頃意味も解らずやってました。
    でも、あんな信仰心は持てないです。
    宗教は救いでもあるけれど、危険でもありますしね・・・

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    ネタバレあり
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  • rikoriko2255

    gutenberg

    4.0
    2017/1/24

    映画がとしての完成度は高い。変に当時の日本を曲げて描いたりしていない。キリシタンに転向させるための拷問は残酷だが、日本側を単なる残虐な人種に描いていないところが評価できる。
    頭に浮かんだのは、この映画の時代、ヨーロッパでは激しく新旧キリスト教徒同士が殺しあっていた事実。
    さて仏教徒である日本人とキリスト教徒であった欧州人、どちらがより残酷であっただろうか。

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  • rikoriko2255

    ミチさん

    4.0
    2017/1/23

    流石、スコセッシ監督❗と一方的にほめたいけど、それだと評論にならない。たぶん皆さんが触れない点を。
    一つは、言葉の問題で、当然ポルトガル語であるべきが、英語になっている。それはそれで良いのだが、そうすると、隠れキリシタンと宣教師の言葉が違う。
    「天国」をキリシタンは、パライソと言っているのに、宣教師は、パラダイスというように。これは、脚本で直せる問題だけど、敢えて監督は、直さなかった。言葉の違いを面白がっているのかな?
    あと、加瀬亮が殺される場面で、直前まで牢番と何やら話をしている。普通の映画だと当然カットされる場面だけど、いかにもお芝居にしたくなかった監督の自然な対応だと思う。ごく日常的に死が訪れる。それが怖いんだよね。

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  • rikoriko2255

    tom

    5.0
    2017/1/22

    遠藤周作の小説を、巨匠マーティン・スコセッシ監督が
    映画化するというだけで、話題性もあり興味を惹かれます。
    キリシタン弾圧の物語という日本人の知識としてある出来事を
    欧米人はどのような視点でそれをとらえているのか、
    どのように表現されるのか、ある意味、懐疑心も少しありました。
    28年間スコセッシが温め、満を持して創作した作品。
    すごく衝撃で、すごく苦しくて、すごく悲しくなりました。
    人の信仰心の強さを改めて感じるのと同時に
    人の心の弱さ、もろさも改めて感じました。
    165分の長編で、苦しい、つらいシーンの連続ですが
    目を背けることはできず、映像のすべてが脳裏に焼つきました。

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  • rikoriko2255

    パライバ

    5.0
    2017/1/21

    体調が今ひとつだったので鑑賞日を延ばすことも検討したが、予定通り敢行。
    緊張感で壊れそうになりながらの鑑賞。
    原作未読のため話の展開を知らず、厳しい切支丹弾圧に身のすくむ思いで画面に見入りました。
    知らなかったことが多過ぎます。
    この作品は日本で作られていてほしかったです。
    鑑賞時にはそれなりの覚悟をもって臨んでください。

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  • rikoriko2255

    杉ちゃん

    5.0
    2017/1/21

     マーティン・スコセッシの最新作にて、遠藤周作原作の日本文学の金字塔「沈黙」の映画化!と、くれば、期待せずにはいられず、公開初日に張り切って鑑賞してきました。

     恥ずかしながら原作は未読のため、17世紀、キリシタン弾圧下の長崎で宣教師の苦悩を描いた作品程度の情報での鑑賞となりましたが、奥の深いストーリーと映像に圧倒され、特に「沈黙」の意味が分かってからは、息飲む暇もないほどの展開で、あっという間の2時間45分でした。

     ハリウッドが日本を舞台に映画を撮ると、日本人から見て何かしら違和感を覚えるものですが、そこは日本好きなマーティン・スコセッスだけに、かなり繊細に撮られていて、なんの違和感も感じませんでした。

     また、日本の役者人も抜群の演技力で存在をアピールしていて、浅野忠信、窪塚洋介、塚本晋也も良かったですが、なんといっても、長崎奉行の井上を演じたイッセー尾形が抜群でした。

     神はいつも黙ったままです。どんな時も・・・
     踏み絵とかキリシタン弾圧とか、歴史の1ページとしか考えていませんでしたが、この映画を観てあらためて「宗教」や「信じること」について考えさせられました。
    外国人監督が撮った、日本人が今だからこそ観るべき映画だと思います。

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