ヒトラーの忘れもの|MOVIE WALKER PRESS
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ヒトラーの忘れもの

2016年12月17日公開,106分
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アカデミー賞外国語映画賞のデンマーク代表に選出された、史実に基づく人間ドラマ。ナチス・ドイツの降伏後、デンマークの海岸に埋められた地雷の撤去作業に、捕虜のドイツ少年兵が駆り出される。指揮官はナチスへの憎しみと無垢な少年たちとの間で葛藤する。当時実際に地雷が埋められていた場所で撮影された。劇場公開に先駆け第28回東京国際映画祭コンペティション部門にて上映(上映日:2015年10月23日、24日、27日/映画祭タイトル「地雷と少年兵」)、指揮官を演じたローラン・モラーと少年兵の一人を演じたルイス・ホフマンが最優秀男優賞を受賞した。

予告編・関連動画

ヒトラーの忘れもの

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

1945年5月。ナチス・ドイツが降伏し、戦争中にデンマークの西海岸にドイツ軍が埋めた200万個もの地雷撤去に捕虜のドイツ兵たちが駆り出された。その多くが10代の少年兵であり、最低限の爆弾処理訓練しか受けずに命がけの作業に当たった。指揮を執るデンマーク軍軍曹ラスムスン(ローラン・モラー)は残忍な侵略をしたドイツ人たちへの憎悪から、少年兵たちに食事も与えないまま毎日浜に向かわせた。地雷の暴発や撤去失敗により、一人、また一人と命を落としていく少年兵たち。彼らの姿を見るうちに、ラスムスンは良心の呵責に苛まれていく。

作品データ

原題
UNDER SANDET
映倫区分
G
製作年
2015年
製作国
デンマーク ドイツ
配給
キノフィルムズ
上映時間
106分

[c]2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S & AMUSEMENT PARK FILM GMBH & ZDF [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    4.0
    2016/12/30

    とても残酷です。哀しくなる。
    第二次世界大戦直後です。そりゃあ、誰もがナチスドイツを憎んでいたでしょう。
    戦犯たちは掴まる前に自害し、上層部は名前を変えて逃げ、敵地に残され捕虜となった少年たちが・・
    戦場に出た事も無い、訓練をちょっとした程度の少年たちが、その後始末を押し付けられ地雷を探し撤去する過酷な任務を与えられたのです。
    この少年たちも、戦争は続いて居たら残忍な党員になっていたのかも知れません。
    でも、少年たちをドイツ人だからと冷遇し食事も与えず閉じ込めて、虐めるデンマーク軍の兵士たちは何が違うのでしょうか。
    虐げて良い相手が居たら、どこまでも残忍になれる。その人間性が行った戦争では無かったのか・・

    葛藤し、変わって行く軍曹ラスムスンが救いです。
    どの子にも無事を祈っている親が居る筈です。どの子も無事に親に返してあげて欲しい・・そう思いながら見守っていました。

    ちょっと衝撃的でしたね。

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    ネタバレあり
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  • rikoriko2255

    杉ちゃん

    5.0
    2016/12/19

    1945年5月、5年間に及ぶナチス・ドイツの占領から解放されたデンマークで、ナチス・ドイツが埋めた大量の地雷撤去を強いられた捕虜のドイツ人少年兵の悲劇の実話です。

    全編、緊張感といつ地雷が爆発するかの恐怖感で身体に力が入りっぱなしで、鑑賞後は、とても疲れました。

    ドイツが第二次世界大戦で降伏したあとということで、占領区だったデンマーク人の気持ちも分からなくもないですが、兵士とはいえ、子どもたちに容赦ないことをしてしまうのは、やはり「戦争」が人間を「狂気」に変えてしまうからなのでしょうか?
    地球上で必要以上に痛めつけ合う動物は「人間」だけです。

    だからこそ、少年たちに優しく(これこそが人間らしいと信じた振舞い)接した軍曹がラスト以降、どうなったのか気になります。

    この映画は戦争という環境下で人間の悲しい部分を垣間見るとともに、過去を踏まえて、これから私たちが何をすべきかを問いた傑作なのです!

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  • rikoriko2255

    さっちょ

    4.0
    2016/12/13

    辛い。覚悟して観ないと相当きつい。あまりにリアルで鮮明な映像。いつ爆発するかという雰囲気が恐怖を倍増させる。耳を塞ぎ目を閉じてしまう箇所も多々あった。穏やかな海や砂浜との対照が一層痛みを感じる。視覚に訴えるから脳裏に深く刻まれる。戦争は決して行ってはいけない。戦後の後処理にこんな地獄があったなんて。しかも理不尽な作業を行うのは将来があるはずの少年達。現場にいるからこそ実態を知る軍曹の心の変化も見事に描かれている。ただこれは当時の内容と片づけられない。現実に現在も起きている。しかも戦争に限らず私達の身近な所でも。たとえば、政府と民衆。職場の上司と部下。学校の先輩と後輩。強者は弱者を容赦なく叩いても平気な状況は身の回りの至る所にある気がする。現場を見よ。ありのままの現状を見よ。人間としてどうあるべきか考えよ。弱者の立場で権力者は判断し指示し言動すべきなのではないだろうか?

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