凸凹サーカスの巻:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
凸凹サーカスの巻
凸凹サーカスの巻
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凸凹サーカスの巻

1928年公開、コメディ
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弥次喜多のビアリー・ハットン両氏の向こうを張って「凸凹青春の巻」を作ったコンクリン・フィールヅ両老の第二回共演喜劇で、原作は「弥次喜多野球の巻」を監督したモンテ・ブライス氏が書き、キーン・トンプソン氏が脚色し、「婆は偽らず」「弥次喜多従軍記」等と同じくエドワード・サザーランド氏が監督した。コンクリン・フィールヅ両氏を相手に主役を演ずるのは「男見るべからず」「艶文争奪戦」等出演のルイズ・ファゼンダ嬢で、弥次喜多喜劇でお馴染みのトム・ケネディー氏「黄金狂時代」のマック・スウェイン氏及びドリス・ヒル嬢等が助演している。

ストーリー

アドルフ・シュマルツェはドイツに二十五年アメリカに二十年住んだ男で、アメリカへ来たばかりの頃ある女と恋仲になったが、ある時町に来た曲馬団の獅子使いホレーショ・キュー・フリスビーというのがその女を誘惑して了った。その後暫らく経った冬の夜、女は赤児を連れて現れアドルフの軒先に捨子して行った。やむなくアドルフはその子を拾ってティリーと名付けて育て上げた、という譯で彼は曲馬団が大嫌いだったが母親似のティリーはサーカスが恋しくてならず、ある時家出して一曲馬団に投じて了った。ところが縁は異なものその曲馬団の持ち主こそ彼女の実父ホレーショだった。この曲馬団で団長が勤めているエルマーは腹黒い男で手下のチャーリーを語らい団主ホレーショを獅子の餌食にして曲馬団を横領せんと企らんだ。それが失敗すると今度はホレーショの金を盗もうとしたがこれ亦失敗に関った。ところが一九一七年四月六日アメリカが欧洲大戦に参加するや彼ら曲馬団も義憤を感じた結果、出征兵士を楽ませるため戦地へ向って出発した。かくてフランスの戦地に赴いた彼らは不幸にしてドイツ軍の捕虜となり営倉に投ぜられた。するとそのドイツ軍の大將が誰あらうブドルフ・シュマルツェだったのでたちまち彼らは死刑を宣告された。しかし折柄檻を出たサーカス用の獅子が暴れ廻ったのでさすがのドイツ兵も周章狼狽した。彼らサーカス連中はそのどさくさ紛れにようやく命を助ったのである。

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作品データ

製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1928年
製作会社
パラマウント映画
ジャンル
コメディ


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