デリシアス:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
デリシアス
デリシアス
-

デリシアス

1931年公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「再生の港」と同じくチャールズ・ファーレル、ジャネット・ゲイナーの共演映画で原作は「大西洋横断」のガイ・ボルトンの筆なるもの、それをボルトン自信とソニア・レヴィーンが協力して脚色し「50年後の世界」「愉快な武士道」のデイヴィッド・バトラーが監督し、「愉快な武士道」「爆笑世界行脚」のアーネスト・パーマーガ撮影した。助演者は「妾は貴方のものなのよ」のエル・ブレンデル、「餓鬼娘」のヴァージニア・チェリル、ラウル・ロウリン等である。

ストーリー

生まれの小娘ヒザーは、出稼ぎに行っている叔父をアメリカに訪れようと大西洋を渡っているとき、船中でロシア人の演劇団と一緒になる。ある時、彼女は演劇団の園長サッシャと二人でコッソリ上等船室へ行きピアノを弾いていたが船員に見付けられたのでポロ試合の馬の置いてあるところへ身を隠した。彼女はそこで金持ちポーモンのせがれジェリに会った。ジェリはその時まで社交界の花形娘ディアナ・ヴァン・バーグに求婚されていたがヒザーの可憐な姿を見るなり、すっかり彼女が気にいってしまった。間もなく船はアメリカに着いた。ところが当てにしていた叔父が引取り方を拒絶したことから彼女は上陸出来なくなった。そこで窮余の一策としてジェリの愛馬の箱に身をひそめてようやく陸へ上がった。数日後ジェリはディアナを伴い、街に興行中の見世物を見にいってそこに出演するヒザーを発見する。彼女に会いに行こうとするとディアナに断られた。そして見世物の一座は次の木曜日に催されるジェリイとディアナの婚約披露会の余興として契約されることになった。ヒザーは恋しいジェリイの婚約を聞いて悲嘆に沈んだ。この世でただひとつの光明だった恋を失った彼女は泣き切れない気持ちで街上を彷徨した。思いつめた挙句、彼女は故郷へ帰ってしまおうと警察へ密航者として自首して出た。彼女は故国へ送還されっる他の多くの移民と共にエリス島へ連れて行かれた。と、その時、思いがけなくもジェリイが姿を現した。彼女を諦め切れない彼はディアナとの婚約を振り捨てヒザーの後を追って来たのである。手には結婚許可証さえ持っていた。ヒザーは喜んで彼の腕にすがった。船長が牧師の代りに二人を夫婦にした。やがて港を出てゆく欧州行きの汽船上に二人は新婚旅行者として乗っていた。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Delicious
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
フォックス
初公開日
1931年


[c]キネマ旬報社