クロス:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
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2017年7月1日公開、89分、サスペンス・ミステリー
R15+
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宍戸英紀による第39回城戸賞受賞作を映画化。あるジャーナリストによって白日の下に晒された集団リンチ殺人事件。その犯人グループの一人であった知佳の夫・孝史は、愛する人の妻を殺めてしまった過去に苦悩しながらも歯科医院の受付として働く真理子と出会う。出演は「娚(おとこ)の一生」の紺野千春、「恋人たち」の山中聡、「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」のちすん、「赤々煉恋」の秋本奈緒美。監督は「その男、凶暴につき」「うなぎ」など数々の作品をプロデュースしてきた奥山和由と、「蝉しぐれ」「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」などの撮影を手がけ、本作でも撮影を兼任する釘宮慎治。2017年4月21日「島でぜんぶおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」にてワールドプレミア上映。

ストーリー

歯科医院の受付として働く竹上真理子(紺野千春)は、携帯もテレビも無いアパートでひとり静かに暮らしていた。ある日、犬の里親募集のチラシを見た真理子は、子供の頃に悲しい別れをしてしまった愛犬によく似た犬を引き取ることを決める。一方、引っ越しのため愛犬アンジーをやむなく手放すことになった平山孝史(山中聡)は、経営していた会社が倒産し生活が厳しくなっていた。そんな折、週刊ボックスの記者・柳田雄二(斎藤工)によって、孝史の妻・知佳(Sharo)が“集団リンチ殺人事件”の犯人グループの一人だったという過去が暴かれ、それまでの幸福な生活は一変、夫婦の間に不穏な空気が漂い始める。ネット掲示板をチェックしていた知佳は、同じ頃に起きた“赤羽不倫殺人事件”の犯人が真理子ではないかと疑念を抱く。孝史は偶然通りかかった歯科医院で真理子に会い、アンジーを手放し悲しんでいる娘・聖羅(前野えま)のためにアンジーを会わせる約束をする。にこやかに話す孝史と真理子に鋭い視線を向ける知佳。そんな二人の距離が縮まることを許せない知佳は、柳田に真理子を調べ記事にするように迫る。それを知った孝史は思わず知佳に手を挙げ、家を出て行く。真理子の過去をさらけ出そうとする知佳の行動はエスカレートし、ネット掲示板に真理子の職場や盗撮写真を掲載。だが柳田が週刊ボックスに載せた記事は、罪を悔いながら過ごす真理子の贖罪の日々を綴ったものだった。それを見た知佳は真理子の職場に乗り込み、真理子にひどい言葉をあびせる。その夜、「どうしても会いたくなりました」と真理子を訪ねる孝史。本気で愛した男の妻をこの手で殺した罪を抱え続ける真理子と、10年以上も一緒に過ごした妻が集団リンチ殺人事件の犯人であったことに向き合えない孝史。傷を抱えた二人にとってお互いは救いのような存在になっていたが、幸せになる事を罪と考える真理子は孝史への想いに向き合えずにいた。久々に家に帰宅した孝史が目にしたのは、ゴミが散乱し荒れ果てた部屋だった。そこに知佳が真理子の部屋へ不法侵入しようとしたと孝史に警察署から電話が入る。事情聴取を受けている知佳、駆けつけた孝史、呼び出された真理子。真理子は「もう2度とお会いすることはない」と二人に告げる。仕事も辞め、静かにいなくなろうと引っ越しを進める真理子。しかしお互いへの想いを抑えきれなくなった孝史と真理子は、雷雨の夜、ついに関係を結んでしまう。

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予告編

2017/6/1(木)更新

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作品データ

映倫区分
R15+
製作年
2017年
製作国
日本
配給
太秦
初公開日
2017年7月1日
上映時間
89分
製作会社
吉本興業=チームオクヤマ(制作プロダクション:ノアド)
ジャンル
サスペンス・ミステリー

[c]2017「クロス」製作委員会
[c]キネマ旬報社