都会の世紀末:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
都会の世紀末
都会の世紀末
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都会の世紀末

1931年公開
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「民衆の敵」に次ぐウィリアム・A・ウェルマンの作品で「夜の大統領」「マルタの鷹(1931)」のルシエン・ハバードが書き下ろした脚本によって監督したもの。主なる出演者はヴォードビルでその名を知られたチャールズ・チック・セール老人、「女は嘘つき」「ヴァージニアン(1929)」のウォルター・ヒューストン、「犯罪王リコ」のラルフ・インス、舞台出のグラント・ミチェル、「尖端足化粧」のサリー・ブレーン、エディー・ヌージェント、ジョージ・アーネスト、「マルタの鷹(1931)」「無冠の帝王」のロバート・エリオット、ディッキー・ムーア、マイク・ドンリン、ナット・ベンドルトン、ラッセル・ホプトン、トム・デューガン等である。

ストーリー

夕食の最中リーヅ家の門前でただならぬ銃声が聞こえたので一家の者は窓に駆け寄って見ると、2台の自動車が違いにピストルで打ち合っているのであった。みるみるうちに1台から二人の男が逃れ出るが、他の1台から現れた3名の男のために射殺されてしまう。驚くまもなく3名の男はリーヅ家に闖入して、脅し文句を並べた揚句愴惶と裏口からのがれさる。首魁とおぼしき男は背が高く眼元と鋭く黄色いレーンコートを着ていた。地方検事ホイットロックは剛正の士であって、つとに暗黒街の掃討に志していたが、この殺人事件を機会に強力なる弾圧を加えよおうとしてリーヅ一家の者に証人として法廷で陳述をするよう頼む。リーヅ夫妻、息子と娘、二人の子供、それから南北戦争の老勇士の祖父と、みな証人になることを承諾する。検事局で種々な写真を見せられるうち一同は「マクシー」キャンポーという男が当夜の殺人犯人であることを認める。それでキャンポーは拘引される。ところがその翌日、リーヅが会社から家に帰ろうとする時、検事局の者と偽ってキャンポーの乾分が彼を本據に連れていき散々に脅迫した揚句、彼に重傷を負わせる。検事局と警察はリーヅ家を厳重に警戒する。が、小学校の野球団の投手をしている子供のドニーはその日が試合であったので、コッソリ抜け出して野球場に向かおうとして途中キャンポー一味から拐されてしまう。一家の者がドニーをさがしていると一味から電話で脅迫してくる。ドニーの命に関することなので、リーヅ一家は法廷で証人になることを拒む。祖父は一人断固として証人になると主張する。彼は暗黒街を仆すのは万人の義務である、と力説するが家族は皆ドニーを気遣って反対する。裁判所が開始する直前に祖父は姿をくらましてしまうので検事のために証言をする者がなくなってしまい、キャンポーは勝ち誇る。ところが老人は単身ドニーを捜索に出たのであって、奇知を使ってドニーの所在を突き止め警官の力をかりて少年を救いだす。ドニーを伴って老人は得意満面で法廷に現れる。老人の証言によりキャンポーは死刑になり、さしも小猖獗を極めた暗黒街もすっかり根絶されたのであった。

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作品データ

原題
The Star Witness
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
W・B・F・N社
初公開日
1931年
製作会社
ワーナー・ブラザース映画


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