トレント大事件:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
トレント大事件
トレント大事件
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トレント大事件

1929年公開
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「ファジル」「空中サーカス」等と同じくホワード・ホークス氏が監督したもので、イー・シー・ベントリー氏の原作を「村の賢者」「焔の女性」のビューラー・マリー・ディックス女史が改作、「浮気は御法度」「タキシー十三号」のスコット・ダーリング氏が脚色した。出演者は「吃驚仰天」「決闘商売」等のレイモンド・グリフィス氏、「キートンのカメラマン」「底抜け騒ぎ」のマーセリン・デイ嬢、「明日の結婚」「愛に飢えて」のローレンス・グレイ氏、「大河の奇族」「北欧の海賊」のドナルド・クリスプ氏野次喜多喜劇のレイモンド・ハットン氏、警官役で有名なエド・ケネディ氏、「噂の女」「姫百合の花」のニコラス・スーサニン氏等で、撮影は「女の一生」「ニューヨークの波止場」のハロルド・ロッソン氏が担任している。

ストーリー

シグスピー・マンダーソンは金持ちであったが生まれつきの障害者で、それがために性質が歪んで世を呪うようになった。カップルスという老紳士の姪にあたるイブリンの父親はある事業に失敗したのであったが、シグスピーは美しいイブリンを見初めて彼女を自分の妻にもらうという条件で彼女の父親の負債全部を整理してやった。そこで父の死後寄る辺のないイブリンはマンダーソン家に起居することになったが、彼女は障害者で偏屈なシグスピーを嫌悪し彼と結婚する約束をなかなか履行しなかった。それのみかイブリンはシグスピーの秘書役の美青年ジャック・マーロウと恋に落ちたのである。シグスピーはイブリンからばかりでなくカップルスにも秘書マーロウにも召使のマーティンにも嫌われていることを知り、彼の人を呪い世を呪う気持ちはいやが上にも高まったのである。ことにイブリンとマーロウとが恋仲であることに気付くやシグスピーの嫉妬は極度に達し恐ろしい復讐を企むに至った。彼は生きながらえても興味のない人生である以上自殺せんと決心し、自殺を他殺と見せかけてマーロウを殺人犯として絞首刑に送らんと用意周到な計略を樹てた。かくてシグスピー・マンダーソンが死骸となって発見されるや、警察から来たマーチ探偵は他殺と推定し、家族一同を峻烈に取調べた。そして状況証拠をたてにマーロウを下手人として捕縛せんとした。そこへ名探偵トレントが現れてマーチの推定を覆し、シグスイーは自殺したものであることを立証した。かくて疑い晴れたマーロウは愛し合っているイブリンと結婚することが出来たのである。

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作品データ

原題
Trent's Last Case
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
フォックス映画
初公開日
1929年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社