永遠の戦場:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
永遠の戦場
永遠の戦場
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永遠の戦場

1936年公開
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「噫無情」「アンナ・カレニナ」のフレドリック・マーチ、「虎鮫島脱獄」「ロビンフッドの復讐」のワーナー・バクスター、「噫初戀」「小連隊長」のライオネル・バリモアが主演する映画で、「愛の弾丸」のジョエル・セイヤーと「暴風の処女」の原作者ウィリアム・フォークナーとが協力して書き卸した脚本により「無限の青空」「バーバリー・コースト」のハワード・ホークスが監督に當たり、「この三人」「當り屋勘太」のグレッド・トーランドが撮影した。助演者は「空飛ぶ音楽」「極楽槍騎兵」のジューン・ラングを初め、「二国旗の下に」のグレゴリー・ラトフ、「五ツ児誕生」のジョン・クェーレン「何が彼をそうさせたか」のポール・スタントン、「意気な紐育っ子」のヴィクター・キリアン等という顔ぶれである。

ストーリー

ポール・ラ・ロォシュ大尉にはモニクという恋人があり、2人は世界大戦が済むまで婚約していた。しかし運命の神の戯れから大尉の部下デネェ中尉は、ふとした機会で相知ったモニクを、大尉の婚約者と知らず恋をしていた。やがて世界大戦の運命を決すべき一大決戦が近づいた。討死の覚悟を決めた大尉はデネェ中尉にモニクの写真を渡し、自分が死んだら形見として彼女に渡すよう依頼した。大尉とモニクの仲を知ったデネェは、恋を断念しようと決心した。やがて彼等の属する第5中隊の補充兵は陸續として到着した。その中に白髪を染めたモランと名乗る一老ラッパ手がいた。彼はラ・ロォシュ大尉の父親であった。大尉はこの老兵を不合格として後方に送還しようとしたが、老兵士はあくまで伜と行を共にせんと言い張った。激しい戦いの野にラ・ロォシュ大尉の率いる第5中隊は、最前線に立って奮闘し多くの勇士は國の為に次々と死んで行った。デネェ中尉はモラン老兵士その他数名を率いて敵前で観測所に電話架設の決死的冒険を敢行した。その時モランは中尉をドイツ兵と錯覚し手榴弾で負傷を負わせた。このためモランは遂に後方へ送還される事となった。中尉も腕の負傷で病院へ送られそこでモニクに再会した。モニクは心の中を中尉に訴えている時、ラ・ロォシュ大尉はモランに手をひかれて這入って来た。激戦の果て、大尉は目が見えなくなったのだ。そこへ司令部から伝令が到着した。中尉は代わってそれを読んだ。「砲兵の援護砲火の着弾距離を通知せよ」モランは大尉の手を取って立った。「よし、俺がお前の眼になってやるぞ」かくてラ・ロォシュ親子は敵の猛射を潜って観測所に至り、味方の着弾距離を報告し完全に任務を遂行した。モランは最後の名残に進軍喇叭を吹かしてくれと大尉に頼んだ。やがて戦場に勇ましく響き渡ったが、その刹那巨弾は観測所に命中し、ラ・ロォシュ父子は潔く戦場の花と散ったのである。

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作品データ

原題
The Road to Glory
製作年
1936年
製作国
アメリカ
配給
20世紀フォックス
初公開日
1936年
製作会社
20世紀フォックス映画


[c]キネマ旬報社