ドーベルマンギャング:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ドーベルマンギャング
ドーベルマンギャング
-

ドーベルマンギャング

1974年4月6日公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

人間に最も忠実で賢い動物であるドーベルマン犬を使って銀行強盗を働くという奇想天外な強盗たちの物語。製作はデビッド・チャドナウ、監督は新人のバイロウ・ロス・チャドナウ、原案・脚本はルイス・ガーフィンクルとフランク・レイ・ペリリ、撮影はロバート・カラミコ、音楽はブラッドフォード・クレイグとアラン・シルヴェストリが各々担当。出演はバイロン・メイブ、ハルーリード、ジュリー・パリッシュ、シミー・ボウ、ジョジョ・ダモーレなど。

ストーリー

日頃から完全犯罪をもくろむ銀行強盗のエディ(バイロン・メイブ)、サミー(シミー・ボウ)、ジョジョ(ジョジョ・ダモーレ)は、せっかく手にいれた大金を、銀行前にとめてあった自分たちの車とそっくりな他人の車に積み込んでしまい、気づいたときは遅く、せっかくの苦労が水泡に帰してしまった。他人を恨んでみての始まらないが、人間のやることにまず完璧ということはあり得ない。という苦い教訓とむなしさだけが残った。だが、こんな失敗で引き下がるのもシャクの種だし、もっと大きなヤマで一生遊んで暮らすだけの金をつかまなくてはと、リーダーのエデイは次の計画を練り始めた。彼はある事件から、ドーベルマン犬を銀行ギャングに使ってみたら、という奇抜な計画を思いついた。その日から、エディのギャング生活最後の賭が始まった。これはベトナム帰りのバーニー(ハル・リード)に協力させることにした。人里離れた山中の農園を3カ月間借り切って、犬の訓練所としての設備を急ぐ一方、エディは街で拾った情婦のジューン(ジュリー・パトリック)と共に、狙いをつけた銀行の実地研究を始めた。エディ、ジューン、サミー、ジョジョ、バーニーの5人は、農園に建てた訓練所に集結、早速獰猛で賢いドーベルマン犬を6頭買い入れ、それぞれデリンジャー、ボニー、クライド、ベビーフェイス・ネルソン、プリティ・ボーイ・フロイド、メー・バーカーと、アメリカ犯罪史上有名なギャングたちの名前をつけ、直ちに激しい訓練を開始した。着実に計画は進展し、ドーベルマン6頭を動かす方法は、人間には絶対聞こえない高周波の音を出す笛を使うことになり、原寸大の銀行模擬セットでなんどもテストを重ねたが、それは寸分の誤差もなく見事な成功を収めた。犯罪史上初めての犬の銀行強盗、その朝がついにきた。1頭につき、10万ドルの札束を入れるバッグを胴体につけたドーベルマンたちは、口にくわえた脅迫メッセージを行員に渡す。“これは銀行強盗である。今から5分以内に犬のバッグに札束をつめろ。もし要求にそむいたら全員をかみ殺す。”この瞬間、バーニーがいきなり役目を放棄して逃げ去った。すでに愛犬にすらなっていたドーベルマン犬が、悪事を働かされるのを見るにしのびなかったのだ。残されたジューンが、犬たちに退去命令の音波を送る。ドーベルマン6頭は、農園への道をひた走る。だが、犬を操作する笛を持っているジューンが金を1人占めしようとしたから、計画は大混乱。農園に戻った犬たちは、待ち受ける3人に噛みつき、笛を奪うといずこへともなく姿を消した。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
The Doberman Gang
製作年
1973年
製作国
アメリカ
配給
東和
初公開日
1974年4月6日
製作会社
ディメンション・プロ作品


[c]キネマ旬報社