独身者と女学生:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
独身者と女学生
独身者と女学生
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独身者と女学生

1949年6月公開
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「毒薬と老婦」「フィラデルフィア物語」のケーリー・グラント、「我等の生涯の最良の年」「影なき男の影」のマーナ・ローイ、「接吻売ります」「恋の十日間」のシャーリー・テンプルが主演する喜劇で、ドアリ・シャーリー製作の1947年作品。脚本はシドニー・シェルダンが書きおろしたもので、これによって彼は1947年度のアカデミー制作脚本賞を得ている。監督は1940年に脚本家から監督となった、アーヴィング・レイスで、撮影は「ラッキー・パートナー」のロバート・デ・グラスである。助演者は「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」のルディ・ヴァリー、「二重生活」のレイ・コリンズ、「ラッキー・パートナー」のハリー・ダヴェンボート、新顔のジョニー・サンズその他である。

ストーリー

マーガレット・ターナーは判事の仕事が忙しいので、今だに独身で、おまけにハイスクール学生の妹スーザンを母親がわりに世話をやかなければならないため、検事補トミー・チェンバレンの愛の告白を聞いている暇もない。今日もナイトクラブで一騒動して検挙された画家ディック・ニージェントに、善良な市民としての心得を申し渡して、ホッとついたところである。女判事殿に叱られて少なからずクサついたディックはうさ晴らし一杯をあげたいところを我慢してハイスクールへ絵画の講義にでかけた。その講義に出席したスーザンは美男の画家の先生に魂を奪われた。講義だけでは物足りなくなって、学生新聞のインタヴューの名目でスーザンはディックのアパートへ押しかけた。ディックが度胆をぬかれて呆然としているところへ、判事殿とお供の検事補もやって来てディックに弁解の暇を与えず、若い娘を誘惑するのは何事ぞときめつける。あまりにことに検事補のほっぺたに一発くらわせたばかりにディックはぶた箱に監禁となる。ターナー判事がものものしい裁判をしようとするところへ、彼女の叔父で裁判所顧問の精神鑑定医ビーミッシュ博士が、スーザンに激しい幻滅を与えると大変なことになる恐れがある、おだやかにスーザンのディックに対する恋慕心をしずめる方法がよいと勧めた。そこで判事は当分の間、ディックはスーザンのパートナーとして行動すべしと申し渡す。不服なら入牢だというので仕方なく、画家は小娘のお供をして運動会の障害レースや二人三脚にも活躍する。これを見ておさまらないのは、スーザンのボーイフレンド、ジェリーである。そしてディックにばかり、気をとられているターナー判事の一挙一動が、検事補トミーには心配でならない。彼の心配も当たらないでなく、マーガレットはいつしかディックを憎からず思っている自分自身に驚いた。時分はよしとビーミシュ博士はスーザンに年齢を無視してはならぬと論す。一方判事は静かに考えてみようと飛行場へ車を走らせる。同じ衝動にかられたディックも飛行場へ来てハチ合わせる。何かしら不安を感じたトミーもかけつける。そこへ現われたのが、ビーミッシュ博士である。精神鑑定の名医は姪の心はトミーよりはディックにありと見抜き、博士がトミーをさえぎっている間に、マーガレットとディックが乗り込んだ飛行機は離陸してしまったのである。(英語発声・日本字幕・10巻)

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作品データ

原題
The Bachelor and the Bobby-Soxer
製作年
1947年
製作国
アメリカ
初公開日
1949年6月
製作会社
RKOラジオ映画


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