怒号する天地(1932):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
怒号する天地(1932)
怒号する天地(1932)
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怒号する天地(1932)

1932年公開
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「米国撃滅艦隊」と同じくアルバート・S・ロージェルが監督し、ビル・ボイドとジンジャー・ロジャースが共演する映画で「惨劇の波止場」のマリオン・ジャクスンとドン・ライアンが共同執筆した原作を「空中大曲芸団」「陽気な後家さん」のジェームズ・シーモアが脚色し、「討伐隊」「アリゾナ・ギャング」のテッド・マッコードが撮影した。助演者は「白馬王国」「テキサス無頼漢」のフレッド・コーラー、「ミラクルマン(1932)」「大飛行船」のホバート・ボスウォース、「希望の星」「マデロンの悲劇」のマリー・プレヴォー、「ハア・マン」「アイスクリーム艦隊」のハリー・スウィート、チャールズ・セロン、エドガー・ケネディ等である。

ストーリー

海抜6500尺、シエラ・ネヴァダ山脈の森林地帯一伐材所の監督ジム・ガノンは自分の仕事と息子のバックとを何よりも愛している。ところがバックは親爺の信頼を裏切って木材切り出しの仕事では、父の代理になって監督するだけの腕がない。しかしジムは息子に後をつがせたい一心で、重役の反対をも押切ってバックに監督代理を命ずる。伐材所の作業員たちはこれを快としない。監督の後釜を狙っているハック・ローガンは得たりとこの紛争の拡大につとめる。毎年のならわし通りに河にはショーボートがやって来て、伐材所の附近に錨を下ろした。作業員たちはジムの命令に背き、仕事もいい加減にしてボートへ行く。バックも父の目を盗んで出掛ける。彼はショーボートの唄姫ハニイ・バークに恋しているのである。翌る日ジムは山のように材木を積んだ列車を動かせと命じたが危険を恐れて誰一人として動かそうという者がない。頑固なジムは老躯をひっさげて自ら機関車を動かそうとした。父親の危険を認めたバックは機関車に跳び乗って辛うじて父の生命を救った。バックは自分の腕に対して始めて自信を持つようになり、作業員共を叱咤して、恋人ハニイのことすら忘れて働く。やがて材木を河へ流すことになる。ハニイはジムからバックとの結婚は許さぬと言われ、がっかりしてショウボートに帰る。ショウボートからは危険信号の汽笛が聞こえて来る。河一面、累々たる材木である。バックは材木の上に跳びうつってダイナマイトを仕掛ける。そして安全な場所へ逃れようとして、足をふみすべらして水中に落ちる。バックは近くに居たハックに救いを求めたがハックは知らぬ振りをする。バックがようやくの思いで岸へ這い上がった刹那、ダイナマイトは轟然と爆発し、材木は奔流に流され始める。その時誤ってハックが墜落する。バックは跳び込んでハックを救い上げ、卑怯なハックを叩きのめす。バックが遠ざかり行くショウボートを悄然と見送っていると、去って了ったと思ったハニイが、素晴らしい貴方の働き振りに見惚れてボートに乗遅れたから、いつまでも傍に居させて頂戴、と言うのだった。

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作品データ

原題
Carnival Boat
製作年
1932年
製作国
アメリカ
配給
アール・ケー・オー映画社
初公開日
1932年
製作会社
RKO・パテ映画


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