怒濤の果て:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
怒濤の果て
怒濤の果て
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怒濤の果て

1949年9月公開
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「拳銃無宿」と同じくジョン・ウェインがゲイル・ラッセルと共に主演する映画で、ガーランド・ローアクの小説を「悪魔島」のケネス・ガメットとハリー・ブラウンが協力脚色し「家族ロビンソン」「最後のギャング」のエドワード・ルドウィグ監督し、レジー・ラニングが撮影した1949年作品。助演は「三人姉妹(1942)」「旧友」のギグ・ヤング、新人アデール・メイラ「愛の調べ」のヘンリー・ダニエル「拳銃の町」のポール・フィックス、新人ルーサー・アドラー「荒野の決闘」のグラント・ウイザース等である。

ストーリー

ロールス船長は5百万ドルの金塊を積んだ帆船『赤い魔女』をフィリッピンのダバオ港を出て数日、南海のとある暗礁に座礁して沈没させた。それは船主シドニーに対する恋の仇訴と黄金欲の2つからであった。ロールスは南海のフランス領の島で、原住民が神聖視する真珠を盗もうとして捕まり、火焙りになりかけた時、雨が降ったので原住民は神の子と信じてしまう。しかし、知事デセイはロールスの存在を快らず思い、島から放遂した。そしてシドニーの持船『赤い魔女』に救われ、船長にすることと真珠を山分けにするとを条件として、シドニーと共に島に引き返す。原住民等は神の子が戻られたと喜び迎えたし、デセイの姪アンジェリクとロールスは恋におちた。しかし、デセイはロールスを憎み、金持のシドニーと姪を強制的に婚約させた。アンジェリクとロールスはそれを無視して恋を語らったので、デセイはロールスを前科者として捕えようとしたが、かえって一撃を食い原住民のいけにえの火に落ちて死んでしまう。彼女は驚いてロールスを捨て、シドニーと結婚した。それから数年、ロールスはシドニーの妻となっているアンジェリクを訪ね、出奔しようとしているところを見つかり立ち去った。その後シドニー夫婦が風土病にかかった時も、ロールスは立ち現れて臨終のアンジェリクと接吻した。シドニーは下半身付随となっただけで命をとりとめた。『赤い魔女』をロールズが沈めたのはその後である。小帆船で金塊を取り返しに赴いたロールスは、シドニーの計略である島の入江に船もろともとりことなる。運転士ローズンはシドニーの部下ヴァン・シューヴェンの娘テレイアと恋仲となり、ロールスの帆船はシドニーに爆破されたが、協定が成立してロールスとシドニーは金塊山分けを契約し、『赤い魔女』沈没現場に赴く。潜水夫がいやがるのでロールス自ら潜水して、金塊を運び出しにかかったが、暗礁の端に深海へ沈下した。ロールスの命の網は切れて、彼は『赤い魔女』と共に沈んだ。しかし、アンジェリクの霊はロールスの霊を喜び迎え、2人は死後の世界で恋愛を完成したのである。

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作品データ

原題
Wake of the Red Witch
製作年
1948年
製作国
アメリカ
初公開日
1949年9月
製作会社
リバブリック映画


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