懐かしのケンタッキイ(1935):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
懐かしのケンタッキイ(1935)
懐かしのケンタッキイ(1935)
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懐かしのケンタッキイ(1935)

1935年公開
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昨年不慮の死を遂げたウィル・ロジャースの最後の主演映画で、チャールズ・T・デイジー作の舞台劇の映画化である。脚色は「絢爛たる殺人」のサム・ヘルマンと「可愛いマーカちゃん」のグラディス・レーマンが協力し、「情無用ッ」「聖林スター合戦」のL・ウィリアム・オコンネルが撮影した。助演者は「ロイドの牛乳屋」「ホワイト・パレード」のドロシー・ウィルスンをはじめ、「大空の地獄」「シーコウヤ」のラッセル・ハーディー、「輝く瞳」のチャールズ・セロン、「愛の隠れ家」のルイズ・ヘンリー、「サンクス・ミリオン」のアラン・ダインハート及びチャールズ・リッチマン、「白い友情」のエスター・デール、「テンプルの愛国者」のビル・ロビンソン等である。

ストーリー

スチーヴ・タプリーは腕利きの調馬師で、ポール・シャタックに雇われていた。ところがシャタックと仲の悪い馬主のエズラ・マーティンゲイルとその娘ナンシーに、スチーヴが同情していることが知れ、スチーヴは解雇された。競馬シーズンが近づいてきて、マーティンゲイルの持ち馬グレイ・ボーイが好調と聞いたシャタックは、それを自分の手に入れようと策を講じたが、マーティンゲイルの調馬師となっているスチーヴは巧みに拒んだ。ところがある日、調教中に脚を挫いたグレイ・ボーイは遂に廃馬にならんとしたが、名調馬師のスチーヴは雨馬場向きの競争馬に調教して、秘かに時期至を待った。一方シャタックは持馬エンペラーを出馬させるべく用意おさおさ怠りなかった。いよいよ競馬の日は来たが生憎その日は快晴で、グレイ・ボーイがエンペラーに勝つ見込みはなくなった。スチーヴの馬丁、黒人のワッシュは、一計を案じ、爆弾で競馬場近くの貯水タンクを爆破した。このため競馬場のトラックは泥土となり、グレイ・ボーイが得意のコンディションとなったために、第1着の栄冠を獲得し、スチーヴが念願とするマーティンデイル家の再興はなったのであった。

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作品データ

原題
In Old Kentucky
製作年
1935年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1935年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社