セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!|MOVIE WALKER PRESS
MENU

セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!

2018年12月1日公開,93分
  • 上映館を探す

動画配信

評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

政変の煽りを受け、宇宙ステーションからの帰還が延期されたソ連の宇宙飛行士の実話を脚色したコメディ。キューバのアマチュア無線愛好家セルジオは、偶然、宇宙ステーション・ミールに滞在中のセルゲイと交信し、彼を帰還させる一大プロジェクトを思いつく。出演は、「ビヘイビア」のトマス・カオ、キューバ人俳優のヘクター・ノア、「ストーンウォール」のロン・パールマン。監督は、「ビヘイビア」のエルネスト・ダラナス・セラーノ。第7回パナマ国際映画祭観客賞受賞作品。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

1991年、ベルリンの壁崩壊から始まった社会主義陣営崩壊の波はソ連にも達し、その余波で友好国キューバは深刻な経済危機にあった。モスクワの大学でマルクス主義哲学を修め、大学で教鞭を執るエリート共産主義者セルジオ(トマス・カオ)も家族の食費に事欠く有様で、趣味のアマチュア無線を使って、キューバでは報道されない不都合な情報をNYの無線仲間ピーター(ロン・パールマン)から教えてもらい、生き残る道を探っている。一方、ソ連の国際宇宙ステーション・ミールに長期滞在中の宇宙飛行士セルゲイ(ヘクター・ノア)は、母国の政変のために帰還無期限延長を宣告される。事情を知らない国民は、彼が宇宙連続滞在日数の世界記録を更新すると大騒ぎに。蚊帳の外に置かれたセルゲイは孤独を紛らわすように無線で「CQ CQDX こちらU5MIR」と地球に語り掛けるが、応答はなかった。セルジオの苦境を心配したピーターは最新式無線機を贈り、2人は初めて声で交信する。深夜まで会話を続けた翌日、つけっぱなしだった無線機から雑音混じりのコールが流れてきた。セルジオが「こちらはCM2CU」と答えると、「CQ CQDX こちらU5MIR」と声がする。短時間の交信だったが、セルジオは宇宙飛行士との会話に大興奮し、セルゲイもロシア語での会話に束の間の安らぎを覚える。セルジオはピーターに快挙を伝えるが、彼はモールス信号では明かせなかった家族の事情に苦しんでいた。セルジオとセルゲイは夜な夜な語り合い、いつしか親友になる。12月、ソ連が崩壊し、政局も国民も混乱状態に陥る。家族の元へ早く帰りたいと願うセルゲイのために、セルジオはアメリカを巻き込むセルゲイ救出作戦を思いつく。はたして、かつて熾烈な冷戦を繰り広げた超大国は団結できるのか……?

作品データ

原題
SERGIO & SERGEI
映倫区分
G
製作年
2017年
製作国
スペイン=キューバ
配給
アルバトロス・フィルム
上映時間
93分

[c]MEDIAPRO - RTV Commercial - ICAIC [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    seapoint

    3.0
    2018/12/9

    敵対したり相手の腹を探ったり、そういうことは国の上層部であって民は損得なしに電話ではなく無線で地球を隔てて交流するのである。ダイナミックに素敵!

    結局人と人、心の繋がりである。
    ソ連崩壊からのロシア、アメリカの裏庭からキューバ革命で脱してもロシアに依存してしまうキューバ。負が連動している中、忘れられているかのような宇宙飛行士セルゲイ。神様の計らいか(アメリカのピーターによる)両国の間を復興するきっかけか。

    アホのような盗聴をされながらもセルゲイは孤独を埋めセルジオは社会主義の規制に窮屈さから無線交信の楽しみという温かい空気がしばし続く。

    キューバの経済状況は変わらず、頭の良いセルジオは自家製ラム造りもやっている姿は現在のキューバも最低限の保証はされるが、観光やらの外貨で稼ぐなど自分たちで動かなければという状況と同じだな。

    そしてピーター、アメリカ人とはいえ移民で成り立った国。移民するのは理由あって祖国を離れる。これまた彼の言う歴史が突き付けられる。それでもセルゲイのピンチに対応。ネットでもなくSNSでもなく無線でね。イイネ!

    ラストのキューバの空の下、セルジオの家の屋上から、なんという清々しさ。日本に欠けているのがここにある。キューバの現状をきちんと把握していないがこの空気、ウルトラ羨ましい。

    違反報告
  • rikoriko2255

    3.0
    2018/12/5

    政変の煽りを受け、宇宙ステーションからの帰還が延期されたソ連の宇宙飛行士の件は実話なのですね。
    他のエピソードは脚色なんですね。
    激動の時期に故郷を離れて帰る故郷を失う間の悪さ・・そこはターミナルを思い出すけど。
    同盟国の窮地や、無線を組み込んだのが上手いわよね。それぞれの抱えている問題はとても重いけど、ユーモラスなの。

    ウチの父に宇宙飛行士の友人が居るんだけど、父が死んだ時にその人は地球に居なくて、どうやって伝えたら良いんだっけ・・?って言いながら、もう1人の日本人宇宙飛行士と船外作業している姿を、四十九日の時に実家の皆でTVで見てたなぁ。って。
    懐かしい事を思い出したわ。

    続きを読む + 閉じる -
    ネタバレあり
    違反報告