波乗り越えて:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
波乗り越えて
波乗り越えて
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波乗り越えて

1928年公開
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「市俄古」「興太馬大当り」のフィリス・ヘイヴァー嬢が主役をるう演ずるもので、デール・コリンズ氏作の小説を「脱走兵」「空の鍛治屋」びエリオット・J・クローソン氏が脚色し、ハワード・ヒギン氏が監督した。キャメラは「脱走兵」「ドラモンド大尉」のジョン・J・メスコール氏。助演者は「旅役者」「脱走兵」のアラン・ヘール氏、「レヴュー時代」「旅役者」のフレッド・コーラー氏を始め、「シンガポール」「三面記事の女」ダン・ウォルハイム氏「軍法会議(1928)」「夕日の峠」のパット・ハーモン氏、「レッドスキン」のノーブル・ジョンソン氏等である。

ストーリー

小さい貨物船の船長エリックソンは自分の船のランチに捨子がしてあるのを見て可憐に思い育ててやる決心をした。それには乳母が必要なので波止場の酒場に出没しているサルという可愛い女を誘拐して来た。サルは船長室に閉じ込められていたので何することも出来ない。そして寝室の上の嬰児を見るとさすがに女らしく自分の事を忘れて抱き上げるのだった。彼女はエリックソンを叱りつけて嬰児にミルクを飲ませてやった。エリックソンはサルが赤ん坊を扱うのが上手いのを感心し、彼女をいとおしく思うようになった。一等運転士はサルの美しさに野心を起こして言寄った。サルはこの男を丸め込んで船を逃げる方便を思いつき、彼に満更でもないような素振りを見せた。エリックソンはそれを見ると心が穏やかでなかった。果然一等運転士が海に落ちて死んだことがサルの耳に伝わった。赤ん坊が病気になった時エリックソンはサルと共に夜の目も寝ないで介抱した。そして船上生活は嬰児の為に悪いと知って次の寄港地でサルに赤ん坊を連れて上陸してくれと頼んだ。但し彼女自身も赤ん坊を育てる資格に乏しいことを自覚師、その旨を置手紙して船を去った。エリックソンの船と並んで投錨しているサンデー船長の船が出航する時、サンデーはエリックソンに意地悪をしてやれという気になりサルを乗せて出航してしまった。エリックソンはサルの手紙を見て急に自分が彼女を真剣に愛していることを自覚し、全速力でサンデーの船を追い掛けた。太洋の真ん中で大喧嘩が始まったがサンデーはエリックソンの敵ではなかった。サルも力強いエリックソンに愛を感じた。エリックソンはサンデー船長にサルと自分の結婚式を執行することを命じた。

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作品データ

原題
Sal of Singapore
製作年
1928年
製作国
アメリカ
初公開日
1928年
製作会社
パテ映画


[c]キネマ旬報社