肉体と悪魔:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
肉体と悪魔
肉体と悪魔
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肉体と悪魔

1926年公開、112分
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ドイツ文豪ヘルマン・ズーデルマン作の小説「消えぬ過去」の映画化で、それを「第7天国」「乙女よ純なれ」と同じくベンジャミン・グレイザー氏が脚色し、「荒鷲」「お転婆キキー(1926)」と同じくクラレンス・ブラウン氏が監督したものである。主役は「ビッグ・パレード」「密輸入者の恋」等出演のジョン・ギルバート氏で相手役として「イバニエズの激流」「明眸罪あり」「喜びなき街」のグレタ・ガルボ嬢が務める。また「真紅の文字」「呪いの絆」のラルス・ハンソン氏が助演するほか、「私のパパさん」のバーバラ・ケント嬢や、ジョージ・フォーセット氏、マーク・マクダーモット氏、ウィリアム・オーラモンド氏等も出演している。

ストーリー

レオ・フォン・セレンティンとウルリッヒ・フォン・クレツィンクは子供の時からの仲良しであった。2人は、その2人の領地を分かつ小流中の小さな島を、「友情の島」として互いの変わらぬ友情を誓っていた。士官学校を卒業して、故郷に帰った2人だが、レオはフォン・ラーデンという貴族の妻フェリシタスと激しい恋に落ちる。しかし2人の関係がフォン・ラーデンに知られ、決闘するはめになった。表向きこの決闘は、些細なことが原因とされ、レオとフェリシタスとの関係は公けにはならなかった。しかし、フォン・ラーデンを殺してしまったレオは、国から遠く離れた外人部隊に追いやられることとなった。レオはウルリッヒに自分の留守中寡婦となったフェリシタスを気にかけてくれるように頼んで故郷を後にした。4年後、レオが帰ってくると、フェリシタスはなんとウルリッヒの妻となっていた。フェリシタスへの想いを断ち切れないレオは、次第にウルリッヒ夫妻を避けるようになるが、フェリシタスはレオを誘惑して駆け落ちを持ちかける。しかし約束の夜、思いがけずウルリッヒが帰宅したため、フェリシタスはレオに別れを切り出す。逆上したレオがフェリシタスに襲いかかったため、2人の仲はウルリッヒの知ることとなった。かくしてレオとウルリッヒの友情は砕け、2人は「友情の島」で決闘することとなった。ウルリッヒの妹ヨハンナは、レオに淡い恋心を抱いていたが、レオとフェリシタスの関係に気付き、心を痛めていた。決闘の朝、ヨハンナはフェリシタスを訪ね、この決闘を止められるのはフェリシタスだけだと懇願する。心を動かされたフェリシタスは決闘を止めるため「友情の島」を目指すが、沼の氷が割れて冷たい水中へと沈んでいった。その時、今にも互いを倒さんとしていたレオとウルリッヒの頭上に光が差し、我にかえった2人は友情を取り戻したのであった。

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作品データ

原題
Flesh and the Devil
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
ユナイテッド・アーティスツ支社
初公開日
1926年
上映時間
112分
製作会社
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー映画


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