肉体のすきま風:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
肉体のすきま風
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肉体のすきま風

1962年12月25日公開
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テネシー・ウィリアムズの映画化で、ジェームズ・ポーの脚色により「戦場のドンキ・ホーテ」のピーターグレンビルが演出。撮影は「荒野の七人」のチャールズ・ラング、音楽はエルマー・バーンスタインが担当。出演者は、「アラモ」「バターフィールド8」のローレンス・ハーヴェイ、「ホンドー」のジェルディン・ペイジ、「ウエスト・サイド物語」のリタ・モレノのほか、ユーナ・マーケル、ジョン・マッキンタイアなど。ハル・B・ウォリス製作。

ストーリー

ミシシッピー川に近い南部の小さな町。牧師の娘アルマ(ジェラルディン・ペイジ)は、隣家の医師の息子ジョン・ブキャナン(ローレンス・ハーヴェイ)と幼友達だった。やがて2人が成長した1916年のある夏の日、ちょうど独立祭でにぎわうこの町に、医科大学を卒業したジョンがもどって来た。音楽教師になっていたアルマは、ジョンに再会して胸をときめかせたが、すでに酒と女に身を持ちくずしていたジョンは真面目なアルマをはがゆく思うだけだった。一方、町でジョンに会ったローザ(リタ・モレノ)は、彼にたちまち想いを寄せはじめた。ローザの情熱にとりこになったジョンは、彼女と遊び歩く日が多くなった。ジョンに約束を破られたアルマは彼を責めた。ジョンはデートの約束を果たすため、ある土曜日の夜アルマをカジノへ連れて行った。だがそこはアルマにとってがまんならないところだった。そんなことがあってから数日後、ジョンは父親の留守に友人を集め、ローザとの婚約を祝うパーティを開いた。アルマの知らせで帰って来たジョンの父は、ローザの父親と争い撃ち殺された。この事件でジョンはようやく目がさめ、父のあとをついで医業にうち込んだ。アルマはそんなジョンの姿を見るだけで満足だった。だが、ジョンがネリーと婚約したことを知ると再び心が燃え、ジョンに愛を打ち明けた。が、ジョンが彼女に求めるのは、ただ心の救いだけだった。2人の間に気まずい空気が流れた時、ネリーが現れた。アルマは、結婚式には歌を歌ってと頼むネリーの声を背に町へ出た。そんな彼女に、はじめて旅に出たので気持ちが落ちつかない、どこか遊ぶとこはないかと話しかけてきたのは旅の若いセールスマンだった。彼女は誘われるままにカジノへ出かけるのだった。

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作品データ

原題
Summer and Smoke
製作年
1961年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント
初公開日
1962年12月25日
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社