肉弾の男:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
肉弾の男
肉弾の男
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肉弾の男

1933年公開
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「明日は晴れ」「青空恋をのせて」のチェスター・モリスが主演する映画で、ウィリアム・アンソニー・マクガイアの原作を作者自らジャック・ソネドル及びスコット・ペンブロークと共同して脚色し、「ビック・ケージ」のカート・ニューマンが監督にあたり、撮影には「鉄血士官校」のチャールズ・ステューマーが任じている。相手役は「青春罪あり」「地方検事」のヘレン・トゥウェルヴトゥリーズ、「駄々っこキャグニー」「豪華船」のアリス・ホワイトが勤め、「肉体」のジョン・ミルジャン、「四十二番街」のジョージ・E・ストーン、「裏町」のジョージ・ミーカー、「心の青空」のグランド・ミッチェル、「怪特急列車」のフランク・アルバートソン、「一千万ドルの醜聞」のウォーレン・ハイマーなどが助演している。

ストーリー

メイソンヴィルという小さい田舎町に住む牧師ジョン・グラヴズにはバッドとリリアンと呼ぶ1男1女があった。窮屈な田舎町と窮屈な家庭が若い兄弟は嫌で堪らなかった。それでも彼らは許される限り羽を延ばしていたがバッドは故郷にいては望みのボクシングができないので出奔してニューヨークへ赴き、キッド・ウィリアムスと名乗ってミドル級の選手権を取ろうとする。しかしスタートを誤って彼はソーダ水屋の番頭になり下がった。がそのソーダ水屋に勤めたおかげでバッドはエヴリンというレヴュー・ガールと恋仲になった。そして彼女が彼の妹リリアンの就職も引受たのでリリアンもニューヨークへ出てきた。リリアンはナイトクラブでボクシング界の元締めダグラスと知り合いになり、兄を引き立ててもらう約束でダグラスに操を許した。ダグラスは約束通りに計らったのでバッドは順風の勢いでいよいよミドル級選手権争奪試合に出場する運びとなった。試合の晩彼がエヴリンのアパートを訪ねると、彼女はダグラスの相棒マークルと巫山戯れいた。怒ったバッドが彼女を詰問すると、エヴリンは自分ばかりでなくリリアンだってダグラスと関係があると言い逃れた。激怒したバッドがダグラスのアパートへ駆け付けると、あたかもリリアンがダグラスを射殺した直後だった。バッドは人知れず妹を帰らせて、下手人が自分であると認められ様に鐙拠を慥へ、拳銃は拭いて自分の指紋を付けておりた。それからボクシング試合に出たバッドは敵をノックアウトして選手権を取った。リングから下りると共にバッドは殺人罪で逮捕された。リリアンの自白もバッドが無罪であることを信ぜしめることはできなかった。バッドは妹のために死刑台に上った。故郷メイソンヴィラの墓碑には“ミドル級選手権保持者バッド”と記された。

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作品データ

原題
King for a Night
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
ユニヴァーサル映画


[c]キネマ旬報社