人間の絆:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
人間の絆
人間の絆
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人間の絆

1964年7月4日公開、文芸
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モームの自伝的小説をブライアン・フォーブスが脚色、TV出身のケネス・ヒューズが演出した文芸ドラマ。撮影は「翼のリズム」のオズワルド・モリス、音楽はロン・グッドウィンが担当した。製作はジェームズ・ウルフ。出演は「悪名高き女」のキム・ノヴァク、「不思議な世界の物語」のローレンス・ハーヴェイ、「不死身の保安官」のロバート・モーリー、「キング・オブ・キングス(1961)」のシオバン・マッケナ、「新・泥棒株式会社」のナネット・ニューマン、「暗黒の落し穴」のアンソニー・ブースなど。

ストーリー

フィリップ(ローレンス・ハーヴェイ)は画家の才能にみきりをつけ、医学校に入った。グリフィス(ジャック・ヘドレイ)やマシューズ(ロナルド・レイシー)らと仲良くなって、真剣に講義に通った。だが、喫茶店の娘ミルドレッド(キム・ノヴァク)に会ってから、彼は変わった。見栄坊の彼女もその垢抜けした態度にひかれ、2人の仲は急速に進展した。ところが彼女が生来の浮気女と分かる頃、生活は乱れ、勉強もおろそかになり友達も去った。試験にも落ちてしまった。勉学一途の生活に戻ったが、ひょこり女とめぐりあい、またヨリをもどしてしまった。彼は求婚した。だがミラーという男と結婚すると言う。傷心の彼を慰めたのは、ノラという未亡人の小説家で、彼はその愛の中で猛烈に勉強し、試験にパスした。彼はまたミルドレッドの訪問をうけた。ミラーに結婚でつられ、妊娠して捨てられたと言う。彼女から詫びられるとノラのことも忘れて彼女を迎えた。ところが、いつの間にか彼女の心はグリフィススに移ってしまっていた。フィリップはまた孤独になって勉強に励んだ。卒業試験も合格、そのパーティでノラの婚約者に会って一層孤独感を味わった。その頃、ミルドレッドは、赤ん坊を抱えて夜の女になっていた。やがてフィリップは医師の資格を得た。患者だったアセルニやその娘サリー(ナネット・ニューマン)も自分のことのように喜んでくれた。ある日、急患勤務にあたっているとき、ミルドレッドが来た。検査の結果、不治の性病に冒されていたが、彼女は頑として治療に応じなかった。そして死んだ。フィリップはサリーとの結婚を望まれたが、彼女をも不幸にしてしまいそうな気がして、彼は汽車でほかの町へ旅立った。車中、ふと気がつくと、サリーが傍らに立って微笑を浮べて立っていた。

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作品データ

原題
Of Human Bondage
製作年
1964年
製作国
アメリカ
配給
MGM
初公開日
1964年7月4日
製作会社
MGM=セブン・アーツ・プロ映画
ジャンル
文芸


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