硫黄島の英雄:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
硫黄島の英雄
硫黄島の英雄
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硫黄島の英雄

1962年4月17日公開、戦争
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硫黄島の上陸作戦に参加した1人のインディアン青年の生涯を描いたウィリアム・ブラッドフォード・ヒューイの原作から、「ジェイムス・ディーン物語」のスチュワート・スターンが脚色、「階段の上の暗闇」のデルバート・マンが監督した。撮影は「ガールハント」のジョセフ・ラシェル、音楽は「翼の男」のレナード・ローゼンマン。出演者はトニー・カーティス、ジェームズ・フランシスカス、ブルース・ベネット、グレゴリー・ウォルコットなど、サイ・バートレット製作。

ストーリー

第二次世会大戦の余波はアリゾナのピマ・インディアン居留地にまで及び、集落の青年アイラ・ヘイズ(トニー・カーティス)は両親や古老の反対を押し切って海兵隊を志願して入隊した。サンジエゴでの新兵教育は厳しく、人種差別もあったが、アイラはジム・ソレンセン(ジェームズ・フランシスカス)という友達を得、生来の生まじめさを発揮して耐えていった。訓練の期間を終えた新兵たちは硫黄島の上陸作戦に参加した。激闘の末に占領したスリバチ山頂で、ある日、星条旗の写真を撮ろうとしていた報道班員に頼まれて、付近に居合わせたアイラとジムは何気なく手伝った。その写真は本国へ送られて大反響を起こした。政府は写真の中の兵士たちを帰還させて英雄に仕立てあげ、国債売出しの宣伝に使うことに決めた。しかし帰還寸前にジムは戦死してしまった。全国各地の熱狂的な歓迎の中でアイラの心は暗く重くなっていくばかりだった。親友ジムの死と我が身の偽善……。アイラはいつか酒に溺れる身になっていた。世間からも同族からも冷眼視されるまでに落ちぶれてしまった。戦後、硫黄島記念碑の除幕式に呼び出されて出席したアイラは、初めて我が身を振り返って反省し、再び居留地に帰って熱心に働こうと決心したが、集落の人たちは決して温かく迎え入れてはくれなかった。絶望したアイラは1人雪山を上って行ったまま2度と帰っては来なかった。

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作品データ

原題
The Outsider
製作年
1961年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル映画
初公開日
1962年4月17日
製作会社
ユニヴァーサル映画
ジャンル
戦争


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