乗合馬車(1931):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
乗合馬車(1931)
乗合馬車(1931)
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乗合馬車(1931)

1931年11月17日公開、65分
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かつてファースト・ナショナルで映画化されたことのあるジョセフ・ハーゲシーマー作の小説のトーキー化で、「踊る人生」「姫君と武官」のベンジャミン・グレイザーが脚色して台詞をつけ、「愛の暴風」「妾は貴方のものなのよ」のジョン・G・ブライストーンが監督した。カメラは「青春の夢(1929)」「霧の夜道」のテッド・テズラフが担当している。主役は新たに抜擢された無名俳優リチャード・クロムウェルが勤め、千万長者「反逆者」野ノア・ビアリー、「喝采」のジョーン・ピアース、「破壊」「侵略の潮」のジョージ・ダーイ、「トレスパサー」のヘンリー・B・ウォルソール、バーバラ・ベッドフォード、ヘレン・ウェーア等が助演している。

ストーリー

合衆国東南部の山間の一村落にあった話である。ケネマン一族は親子兄弟水入らずで楽しい暮らしをしていた。。老いたハンター夫妻は総領息子アランの嫁ローズが玉のような男の子を産んだので大喜びだった。弟のデイヴィッドはようやく一人前になった青年で、近くに父1人娘1人で長閑にくらしているハトバーンの娘エスターとは幼なじみでお互いに好いた同士だった。ところがハトバーンの家に転げ込んできた彼のいとこと息子2人は刑務所を出て来たばかりの無頼漢でエスターは父と共に困惑していた。郵便乗合馬車の御者を勤めてているアランはある日のこと、乱暴者のリューク・ハトバーンがデイヴィッドの可愛がっている犬を殺したのを詰って、後ろから石塊をなげつけられて背骨に重傷を受け、一生歩けない身体障害者にされてしまった。父親のハンターは息子の仇を打つといって鉄砲を持って出かけようとして、デイヴィッドが一緒にいくと言うのをしかりつけて興奮したため心臓麻痺をおこして死んでしまった。デイヴィッドは父と兄の敵討ちにいくと言ったが、母に説かれて思い止まった。その後デイヴィッドとエスターの仲は悪くなってしまった。兄のアランの後をついでデイヴィットが郵便馬車の御者にしてもらった日、彼は知らぬ間に大切な郵便物を馬車から落とした。気づいて探しながら戻って来るとハトバーンの家の前に留め金が落ちていたのでもしやと思って尋ねてみた。郵便物はリュークが拾っていたが、返そうとなしなかった。そしてリュークの弟は発砲してデイヴィッドの左腕を傷づけた。その場にいあわせたエスターは急を報ずべくその後を追っている間にデイヴィッドは2人の悪者を射殺した。追跡をやめて引き返したリュークはこの有り様に怒り狂ってデイヴィッドを殺そうとしたが帰って射殺されてしまった。デイヴィッドは郵便物を取り返すとともにエスターとの仲も復活した。

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作品データ

原題
Tol'able David
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1931年11月17日
上映時間
65分
製作会社
コロンビア映画


[c]キネマ旬報社