怒りの刃:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
怒りの刃
怒りの刃
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怒りの刃

1957年8月20日公開、アクション
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放牧地争奪の紛争に巻込まれ妻を殺された牧童の復讐を描いたアクション・ドラマ。ビートリス・A・ドレッシャーとマイグェル・パディッラ、ジョセフ・レイテスの原作を、ドレッシャー、レイテス自らと「栄光の星の下に」のハワード・エスタブルックの3人が脚色、「敵中突破せよ!」のアラン・ドワンが監督した。撮影監督は「お茶と同情」のジョン・アルトン、音楽は「口紅殺人事件」のルイス・フォーブス。主演は、「暴力団(1955)」のコーネル・ワイルド、「裏切りの街角」のイヴォンヌ・デ・カーロ(2役)のほかに「硝煙」のレイモンド・バー、「スプリングフィールド銃」のロン・チャニーなど。

ストーリー

緑豊かな放牧地、カリフォルニアがスペイン領であった1800年ころ、ファン・オブレオン(コーネル・ワイルド)の率いる放牧隊は春とともにガスパア老人の牧場へ帰ってきた。ファンはガスパアの孫娘ローザ(イヴォンヌ・デ・カーロ)と昨年、関係を結んだが、いま帰って見ると彼女には子供が生まれていた。早速、正式な結婚式を挙げる手筈を進めたが、ローザの妹トニア(イヴォンヌ・デ・カーロ)は何故か寂しそうだった。トニアは内気な姉ローザと反対に勝気な娘だったが、彼女もファンを秘かに恋していた。そのころ、ガスパア老人は牧草地の所有権をめぐって町の有力者ドミンゴと争い、発砲騒ぎまで起こっていた。ファンとトニアが町の教会に結婚式の打ち合わせに行った夜、ドミンゴの暴力団はガスパア邸を襲撃、老人とローザを射殺した。町から引き返したファンとトニアは、惨状を前に固く復讐を誓った。2人は赤ん坊も殺されたと思ったが、赤ん坊はインディアンのマヌエル夫婦が連れ去り保護していた。復讐を志したファンとトニアは、ある日、酒場から洩れる大声を偶然耳にし、この声が惨劇の夜聞いた声に似ていることから早速酒場に乗り込み、大声の主、暴力団の1人カストロを詰問、加害者5人の名を白状させた。ほっとするファンに、カストロが突然切りつけたので、ファンは思わず彼を殺してしまった。警官ロドリゲスはファンに同情したが逮捕しないわけには行かない。ファンは追手を逃れ、襲撃者の1人、1人を次々と殺していった。親友キャリサの牧場に、トニアと一緒に潜んだファンは、やがて襲撃者の最後の1人サンドロに挑戦するため町へ潜入した。彼らは忽ち警官隊に追い回されたが、そのすきにサンドロはドミンゴから金を貰って北部国境へ高飛びした。ファンは山麓の友人ロセンドの許へトニアを残して後を追ったが、残されたトニアは、サンドロの召使マヌエルから姉夫婦の赤ん坊を渡され夢かとばかり喜んだ。トニアは吉報を知らせようと、マヌエルを道案内にファンの後を追った。一方、ファンは山の大雪渓上でサンドロに追いつき、不倶戴天の首魁ドミンゴの名を白状させた。後を追ってきた警官隊もファンの正義を認め、ファンはドミンゴを射ち倒すことになり、トニアとファンは明るい未来を迎えた。

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作品データ

原題
Passion
製作年
1954年
製作国
アメリカ
配給
RKOラジオ
初公開日
1957年8月20日
製作会社
RKOラジオ映画
ジャンル
アクション


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